なでしこジャパン、ザンビアに5-0で勝利　サッカー女子W杯

　22日、ニュージーランド・ハミルトンでサッカー女子W杯1次リーググループCの第1戦が行われ、日本がザンビアに5-0で勝利した。

　世界ランク77位のザンビアに対し、同11位の日本は序盤からゴール前に攻め込むもGKのセーブなどで均衡の破れない展開が続く。しかし前半終了間際に先制すると、後半も開始直後からゴールチャンスを量産、ザンビアにシュートを1本もさせずに圧勝した。

　前半21分、日本は右サイドの深い位置から遠藤純がFKをゴール前に入れる。ゴール前で競り合いとなり、こぼれたボールに反応した田中美南がシュート、ゴールインする。しかしVARチェックの結果、FKの瞬間、田中がオフサイドの位置にいたためゴールは取り消される。

　前半43分、日本は長谷川唯が右サイドから前線の藤野あおばに浮き球を送る。受けた藤野は素早くドリブルで前進、右サイドからDFの裏にクロスを送ると、走り込んだ宮澤ひなたがゴール正面で合わせ先制する。

　後半10分、日本は長谷川のスルーパスを受けた遠藤がPA左まで持ち込みグラウンダーのクロスを入れる。これに反応した田中がゴール正面からスライディングしながらゴールへ押し込み追加点を挙げる。

　後半17分、日本は浮き球を受けた田中が、右サイドのゴールライン上からクロスを送る。
走り込んだ宮澤がGKの飛び出したゴールに流し込む。

　後半26分、日本はポストプレーからボールを受けた長谷川が左サイドへスルーパスを送る。
走り込んだ遠藤が、PA左から放ったシュートがゴール隅に決まる。

　アディショナルタイムには、植木理子がGKに倒されPKを獲得する。いったんはGKに止められるもやり直しの結果、植木が5点目を決める。このままザンビアにシュートを1本も許さず、試合は終了した。