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今日の為替市場ポイント:米追加利上げ予想でドル売り拡大の可能性低い
記事提供元:フィスコ
*08:07JST 今日の為替市場ポイント:米追加利上げ予想でドル売り拡大の可能性低い
1日のドル・円は、東京市場では136円14銭から136円98銭まで上昇。欧米市場では136円58銭まで下げた後、137円54銭まで一段高となり、137円48銭で取引終了。本日2日のドル・円は主に137円台で推移か。米追加利上げは確実視されており、リスク回避的なドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
米連邦預金保険公社(FDIC)は1日、米銀JPモルガン・チェースは公的管理下に置かれた米銀ファーストリパブリック銀行を買収すると発表した。この報道を受けて市場参加者の間からは、「今回の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの追加利上げが決定されることは確定的となった」との声が聞かれている。ただ、今回の破綻によって各金融機関は信用基準(他行に対する)をさらに厳しくするとみられており、このような措置は金融引き締めと同等の効果をもつようになるため、利上げは5月で終了する可能性が高いとみられる。なお、米財務省は連邦債務上限が引き上げられない場合、6月1日以降に政府の債務支払いを履行できなくなる恐れがあるとの見通しを示した。債務上限引き上げ問題に対する市場参加者の関心は一段と高まりそうだ。《CS》
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