関連記事
NYの視点:FRBブラックアウト直前、高官は依然追加利上げ支持
記事提供元:フィスコ
*07:33JST NYの視点:FRBブラックアウト直前、高官は依然追加利上げ支持
米連邦準備制度理事会(FRB)高官は5月連邦公開市場委員会(FOMC)控えブラックアウト期間入り直前にインフレが高すぎ、追加利上げが必要との考えを再表明した。
金融政策決定において影響力のあるNY連銀のウィリアムズ総裁は、銀行セクターの状況は安定してきたとの見解。同時に労働市場は依然ひっ迫、インフレが高過ぎで、FRBは物価安定を回復すると、追加利上げを支持する考えを示した。クリーブランド連銀のメスター総裁もインフレが高すぎ、中銀はまだやるべきことがあると、追加利上げを支持する姿勢を再表明。同時に、「労働市場のひっ迫にいくらか緩和の兆候見られる」「最近の金融ストレスが金融条件の厳格化、経済の成長減速にいつながる可能性も」「金利を5%超に引き上げることを支持も慎重さも必要だ」、と金融状況ひっぱくによる経済への影響を監視していく必要があると慎重な利上げを支持した。利上げサイクルにおいて出口に近づいたとの考え。
最新4月のNY連銀製造業景気指数は予想外のプラス改善も4月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は-31.3と3月-23.2から改善予想に反して悪化し、8カ月連続のマイナスでパンデミックによる経済封鎖直後の20年5月来で最低。新規受注が大幅に低下したほか、仕入れ価格も大幅低下。販売価格はマイナスとなるなど、景気減速、インフレも鈍化傾向にある証拠が増えた。5月FOMCでは25BP追加利上げと同時に、利上げ停止する姿勢を示唆する可能性がある。《CS》
スポンサードリンク