今日の為替市場ポイント:日米金利差の拡大予想でドル買い縮小の可能性低い

2023年4月17日 08:19

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記事提供元:フィスコ

*08:19JST 今日の為替市場ポイント:日米金利差の拡大予想でドル買い縮小の可能性低い
14日のドル・円は、東京市場では132円64銭から132円20銭まで下落。欧米市場では132円17銭まで売られた後、133円84銭まで反発し、133円79銭で取引終了。本日17日のドル・円は主に133円台で推移か。日米金利差の拡大が予想されており、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

先週発表された米インフレ関連指標はおおむね市場予想を下回っており、米国のインフレは鎮静化しつつあることを示すデータとなった。一方、日本銀行は新体制発足後も現行の金融緩和政策を当面堅持するとの見方が広がっている。植田新総裁は長短金利操作やマイナス金利政策を維持し、緩和政策を当面継続する方針を示した。5月にかけて日米金利差の拡大が想定されることから、ドル・円は下げづらくなりそうだ。日銀による金融緩和策の早期修正を想定したドル売り・円買いは縮小しつつあり、先的にはポジション調整的なドル買い・円売りが増える可能性がある。《CS》

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