10日のNY市場は上昇

2023年1月11日 07:18

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記事提供元:フィスコ

[NYDow・NasDaq・CME(表)]

NYDOW;33704.10;+186.45Nasdaq;10742.63;+106.98CME225;26255;+95(大証比)

[NY市場データ]

10日のNY市場は上昇。ダウ平均は186.45ドル高の33,704.10ドル、ナスダックは106.98ポイント高の10,742.63で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がイベントにおいて、金融政策について警戒されていたような直接的なタカ派な発言をしなかったため、安心感から買いが先行。ただ、ボウマンFRB理事が最近の一部のインフレ減速にもかかわらずまだやるべきことがあると、追加利上げの必要性を主張すると長期金利が一段と上昇、売りが再燃し主要株価指数は一時下落に転じた。しかし、12日に発表される12月消費者物価指数(CPI)ではインフレピークアウトが改めて確認されるとの期待に加え、中国の経済活動再開などで景気悪化への懸念も後退し、再びプラス圏に上昇。終盤にかけて上げ幅を拡大し終了した。セクター別では、小売り、電気通信サービスが上昇した一方で、商業・専門サービスが下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪日中比95円高の26255円。ADR市場では、対東証比較(1ドル132.24円換算)でトヨタ自<7203>、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>、みずほFG<8411>、オリンパス<7733>、エーザイ<4523>などをはじめ、全般買い優勢となった。《YN》

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