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AppleがiOS端末から収集の解析データ、iCloudアカウント特定できる識別子
Apple が iOS デバイスから収集する解析データに「dsId」という識別子が含まれると Mysk が報告している(9to5Mac の記事、The Verge の記事、Mac Rumors の記事、Mysk のツイート)。
Mysk は iOS の App Store アプリが個人を特定可能な情報を含めてアプリ内のユーザーアクティビティを Apple に送信していると報告しており、米国ではこれを受けたクラスアクション訴訟も提起されている。
Apple は iOS デバイス解析のサポート記事で収集された情報によって個人が特定されることはないと説明し、同じ iCloud アカウントを使用する複数のデバイスで解析情報の送信に同意するとデバイス間で一部の使用データを関連付けることもあるが、個人を特定しない形式で行われるとも説明している。
しかし、Mysk によれば dsId は「Directory Services Identifier」を意味し、iCloud アカウントを識別可能なユニーク ID だという。実際に iCloud の設定データに「dsPrsID」として同じ値が含まれるとのこと。Mysk はユーザーの設定にかかわらず送信される解析データの量が変わらないことも確認しており、App Store と プライバシーに関するサポート記事にも収集自体の無効化ができるとは書かれていない。そのため、Apple はユーザーに直接結びつけられた詳細な解析データを App Store から常に収集することになる。
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