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今日の為替市場ポイント:米長期金利低下を意識してドル買い拡大の可能性低い
記事提供元:フィスコ
*08:26JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利低下を意識してドル買い拡大の可能性低い
26日のドル・円は、東京市場で148円41銭から147円06銭まで下落。欧米市場では147円35銭まで買われた後、一時146円23銭まで反落し、146円37銭で取引終了。本日27日のドル・円は主に146円台で推移か。米長期金利の低下を意識してリスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。
カナダ中央銀行は26日開催の会合で政策金利を0.50ポイント引き上げて3.75%とすることを決定した。市場参加者の大半は0.75ポイント幅の利上げを想定しており、利上げ幅は予想を下回った。カナダ中銀のマックレム総裁は記者会見で「金融引き締め局面の終わりに近づきつつあるが、まだ到達していない」と述べた。
市場参加者の間からは「カナダ中銀の姿勢は米金融当局の今後の行動と一致するものがある」との声が聞かれている。カナダ中銀はインフレ抑制の重要性を認識しているものの、過度な利上げは経済活動を著しく圧迫するリスクがあることを十分考慮するとみられる。次回12月の会合で追加利上げを行う可能性はあるものの、2023年以降については、経過観察のために政策金利を長期間据え置く可能性がありそうだ。《FA》
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