暑さに合わせて使い分けたい英単語 「hot」に代わる形容詞4選

2022年10月16日 07:07

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 「暑い」と英語で言いたい時は、「It’ hot.」や「I’m hot」と言えば伝わる。しかし、これはごくベーシックな言葉であり、暑さのニュアンスを細かく伝えることはできない。

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 そこで今回は、単に「暑い」以上のことを伝えたい時に便利な形容詞をいくつか紹介しよう。暑い時期は過ぎたが、今後のためにぜひ覚えておきたい。

■stuffy

 「stuffy」とは、単に暑いだけでなく、風通しが悪くて息が詰まるような場合にふさわしい形容詞だ。暑さを表すには、「hot」の場合と同じく、「It’s stuffy.」と「it」を主語にする。不快な暑さだということが伝えたい場合は、「It’s hot.」より「It’s stuffy.」がおすすめだ。

 一方、「stuffy」は主語を人にすると少し意味が変わってくるので注意したい。たとえば「I feel stuffy.」と言うと、風邪を引いて鼻が詰まっているという意味になる。いずれにせよ、「stuff(詰め込む)」という元になる動詞の意味を考えると、イメージしやすいのではないだろうか。

 - Why do you want to open a window?
 - It’s stuffy in here.

■roasting

 「roasting」とは、「焼けつくほどに暑い」という意味の形容詞だ。「roast」という動詞は、「炙る」や「炒る」という意味で料理にはよく使われる。ローストビーフの「ロースト(roast)」のことだ。つまり、この言葉を暑い意味で使う場合、「hot」や「stuffy」より強烈な暑さを表す。

 なお、「roasting」は、先ほどの「stuffy」と違って、「I’m roasting」のように主語を人にしても意味が変わらない。

 - Why are you breathing so heavy?
 - Aren’t you hot? I’m roasting.

■steamy

 暑さを表すと同時に、「roasting」と同じく料理でもよく使われる言葉が「steamy」だ。「steam(蒸気、スチーム)」という名詞のイメージからもわかるように、暑いうえに湿度が高い状態を示す。元となる「steam」という言葉は、名詞だけでなく動詞としても使われ、その場合、「蒸す」や「ふかす」という意味になることも覚えておこう。

 なお、「steamy」を使う時は、「It’s steamy」と「it」が主語になる。人を主語として「I’m steamy」などとは言わないことに注意しよう。

 - Are you going to stay home all day?
 - It’s too steamy outside.

■sweltering

 ここまで挙げたどの言葉よりも暑くて不快な時は、「sweltering」という形容詞がふさわしい。耐え難いほどの暑さを表す言葉なので、日本の酷暑にはぴったりだろう。「It’s sweltering.」と「I’m sweltering.」のどちらの言い方でも意味は変わらない。

 - Do you want to go swimming?
 - That’s a good idea! It’s sweltering today.(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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