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映画『母性』、カナダでワールドプレミア! バンクーバー国際映画祭に正式招待
海外上映用ポスタービジュアル ©2022映画「母性」製作委員会[写真拡大]
2022年11月23日(水・祝)より全国ロードショーを迎える映画『母性』が、カナダ・バンクーバーで開催される「バンクーバー国際映画祭」にて正式招待作品として上映されることが決定した。あわせて海外上映用ポスターが公開された。
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■湊かなえの人気小説を、戸田恵梨香・永野芽郁のW主演で映画化
映画『母性』は、『告白』『贖罪』など数々の傑作を生み出してきたベストセラー作家・湊かなえの同名小説を原作としたミステリー・ヒューマンドラマ。愛せない母親と愛されたい娘、それぞれの視点で語られる未解決事件の衝撃的な真相を描く。
監督は映画『余命1カ月の花嫁』(09年)や『ここは退屈迎えに来て』(18年)、Netflix映画『彼女』(21年)などのヒット作を手がけ、近年海外からも注目を集めている廣木隆一。人気小説の原作と監督の手腕により、観る者に驚きと共感を与える激情エンタテインメント作品となっている。
母性を持てず娘を愛せない母親を「SPEC」シリーズの戸田恵梨香、母の愛を求める娘を映画『そして、バトンは渡された』(21年)の永野芽郁が演じる。2人は21年に放送されたドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』でも共に主演を務めており、「ハコヅメ」コンビの復活としても注目を集めている。
■バンクーバー国際映画祭でワールドプレミア
映画『母性』は、9月29日から10月9日まで開催される北米最大の映画祭のひとつ「第41回バンクーバー国際映画祭」のショーケース部門へ正式招待され、ワールドプレミア(世界初上映)されることが決定した。
1982年にスタートしたバンクーバー国際映画祭は、「映画芸術を通じて各国の相互理解を深め、映画産業の活性化を図る」をテーマに、アジアを含む世界各国の新人監督や国際的にはまだ無名な監督の作品も積極的に選出してきた映画祭だ。
映画祭のプログラミングチームは本作について、「勇敢で美しく、魅力的なこの作品は、悲しい物語ではありますが、その中に優しさと思いやりの余地を残していると感じた」と絶賛。
廣木監督は「世界でも通じるテーマだと思っているので、ここから発信できることも嬉しい」、原作者・湊かなえは「観客の皆さんがどのような表情で観て、どのようなリアクションをされるのか、 とても楽しみであり、それを会場で体感できることに緊張と喜びを感じている」とコメント。廣木隆一監督と湊かなえは、現地での上映に参加する予定だ。
またこの度、世界上映用ポスターも公開された。デザインはほぼそのままに、英語版タイトル『MOTHERHOOD』(訳:母性)の文字が並び、そのバックに手書き風の漢字で「母性」があしらわれたシンプルなポスターとなっている。
なお本作は、10月24日から開催の第35回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門にて、特別招待上映されることも決定している。
■映画『母性』あらすじ
ある女子高生の死亡事件が発生する。事故か、自殺か、殺人か…真相は不明。残された母は言葉を詰まらせながら言う。「愛能(あた)う限り、大切に育ててきました」。事件はなぜ起きたのか?
愛せない母と、愛されたい娘。同じ出来事を回想しているはずの2人の話は食い違っていく。母と娘がそれぞれ語る「秘密」により、事件は180度逆転し、やがて衝撃の結末へ。母性に狂わされたのは母か?娘かーー?(記事:ヤスダ ユウカ・記事一覧を見る)
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