トーソーは原材料価格高騰で23年3月期1Q減益、通期予想据え置き

2022年8月2日 14:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  トーソー<5956>(東証スタンダード)は8月1日の取引時間中に23年3月期第1四半期連結業績を発表した。売上高は前年並みを確保したが、原材料価格高騰の影響や営業活動費用の増加などで減益だった。そして通期予想を据え置いた。原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。コストダウン効果などで収益改善を期待したい。株価は5月の年初来安値圏から反発して徐々に下値を切り上げている。第1四半期業績に対するネガティブ反応は限定的だった。23年3月期減益予想を織り込み済みのようだ。低PBRも見直し材料であり、戻りを試す展開を期待したい。

■23年3月期1Q減益、通期減益予想据え置き

 23年3月期第1四半期の連結業績は売上高が前年同期比0.0%増の48億46百万円、営業利益が51.6%減の43百万円、経常利益が37.7%減の65百万円、親会社株主帰属四半期純利益が55.7%減の27百万円だった。

 売上高は前年並みを確保した。宿泊施設を中心に非住宅分野が伸び悩んだが、住宅市場が前年並みで推移し、海外販売や福祉用具販売の売上増加も寄与した。営業利益は、資材ロス低減や生産工程見直しなどの原価低減を推進したが、原材料価格高騰の影響に加えて、新製品発売や展示会開催など販売促進・営業活動関連費用の増加をカバーできず減益だった。売上総利益率は42.7%で0.3ポイント低下、販管費比率は41.8%で0.7ポイント上昇した。

 セグメント別に見ると室内装飾関連事業は売上高が0.3%減の47億26百万円でセグメント利益が58.3%減の34百万円、その他(福祉用品など)は売上高が16.8%増の1億19百万円でセグメント利益が35.6%増の8百万円だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が22年3月期比3.1%増の215億円、営業利益が23.6%減の6億円、経常利益が23.6%減の6億30百万円、親会社株主帰属当期純利益が21.0%減の4億20百万円としている。配当予想は22年3月期と同額の10円(第2四半期末5円、期末5円)としている。

 原材料価格高騰の影響などを考慮して減益予想としている。なお第1四半期の進捗率は低水準の形だが、住宅関連市場の影響で第4四半期の構成比が高い季節特性がある。コストダウン効果などで収益改善を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は5月の年初来安値圏から反発して徐々に下値を切り上げている。第1四半期業績に対するネガティブ反応は限定的だった。23年3月期減益予想を織り込み済みのようだ。低PBRも見直し材料であり、戻りを試す展開を期待したい。8月1日の終値は499円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS46円95銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の10円で算出)は約2.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1476円41銭で算出)は約0.3倍、そして時価総額は約50億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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