「friend」以外にもたくさんある! イギリス英語特有の友達表現

2022年7月25日 07:37

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 英語で「友達」のことを「friend」と言うことは誰もが知っているが、「friend」以外にもさまざまな呼び方がある。友達と言ってもいろんな関係があり、それによって呼び方にも違いがでる。特にイギリス英語の場合、アメリカ英語や他の地域の英語にはあまり見られない友達表現があるので、そのなかから今回は3つ紹介しよう。

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■mate

 イギリスでは、「mate」は友達を意味する言葉のなかで最もよく使われている言葉だろう。老若男女を問わず、日常的に用いられている。イギリスのテレビや映画を見ていても必ず登場するほどだ。

 なお、「friend」と同じ意味で用いることができる「mate」だが、時には友達だけでなく、初対面の知らない相手をも「mate」と呼ぶことがある。厳密には「friend」と比べて若干インフォーマルだが、イギリス全土で広く受け入れられている言葉と言ってよいだろう。

 一方、イギリス以外の国では若干異なるニュアンスが生まれる。たとえばアメリカでも、「mate」自体はよく使われる言葉だが、単なる友達ではなく、恋人などロマンティックな関係性を示すことが多い。

 そのため、イギリスでは友達同士の挨拶に「Hey mate!」などと呼びかけることがあるが、アメリカではまずない。アメリカ英語で似たニュアンスなら「Hi there!」だろう。

■pal

 「mate」ほどではないが、「pal」もイギリスではよく用いられている。若干オールドファッションな言葉だが、「mate」よりも少し愛情がこもった表現と言えるだろう。「親友」という意味で「best pal」という言い方もよく耳にする。「Thanks, pal.」や「Cheers, pal.」のように気軽な呼びかけにも使える。

■bestie

 「bestie」も友達を示すポピュラーな表現だ。「mate」や「pal」と比べると最近できたばかりの言葉で、おもに10~20代の若い世代に使われている。スペルからも想像できるように「best friend」から生まれた言葉で、文字どおり「親友」という意味だ。また、長年の付き合いがある相手を指すことが多い。

- Who is that in the picture?(写真のこれ、誰?)
- That is my bestie. We’ve known each other since kindergarten.(私の親友。幼稚園から一緒なの)(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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