ファセッタズム 2023年春夏コレクション - 自然と調和する、都会的な衣服

2022年7月12日 11:44

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記事提供元:ファッションプレス

 ファセッタズム(FACETASM)の2023年春夏コレクションが発表された。テーマは「LEAVE NOW」。

■“都会と自然”が調和する洋服

 自然豊かな緑の中で撮影された先シーズンに続き、深い森を思わせるデジタルアートの前でルック撮影が行われた今季のファセッタズム。シックで洗練された衣服にミリタリーやアウトドアのエッセンスを組み込み、都会的ながらも自然と調和するような、リラックス感溢れる衣服を用意した。

■森に溶け込むグラフィック

 今季を象徴するのは、森の一部を切り取ったかのようなカモフラージュ柄を配したピースだ。シャツとショートパンツのセットアップやMA-1ジャケットなどストリートテイストのアイテムにこの“森林”グラフィックをあしらうことで、緑の中に溶け込むようなリラクシングな雰囲気を演出している。

■“柄×柄”の洗練されたレイヤード

 柄物アイテムが織りなす洗練されたレイヤードスタイルにも注目。たとえば、ストライプ柄のシャツの上に同柄のシャツを羽織り、さらにボトムスもストライプのパンツでまとめたコーディネートは、シンプルさの中に遊びが光るルック。1つ1つのアイテムがシンプルな分、柄を重ねても統一感がありモダンな雰囲気に仕上がっている。

 チェック柄のシャツ、ジャケット、パンツを組み合わせた几帳面なセットアップは、パンツの裾をボロボロにほどいてカジュアルダウンしているのがポイント。スタイリッシュな洋服にひと捻り加えることで、綺麗になりすぎない絶妙なバランスを保っている。

■遊びのある生地使い

 複数の素材をドッキングすることでユニークなデザインを完成させるファセッタズムらしい提案は今シーズンも健在。オーバーサイズでジェンダーレスに着ることができるミリタリーコートは、カーキやシルバーなど色の異なる生地を繋ぎ合わせてプレイフルなルックスに。だぼっとしたデニムパンツも、明度の異なるデニムによって膝下で切り替えが施されている。

■シアー素材でロマンティックに

 また今シーズンは、シアーな素材を用いた繊細な表情のアイテムも散見された。スカート部分が大胆に透けるチュールワンピースは、中からレースのタイツをのぞかせることでさらにロマンティックなムードをプラス。足元にはあえて無骨なマウンテンブーツを合わせ、ドレスの女性らしさを一層引き立てた。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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