猛暑はつづくよ、どこまでも 今年の夏は、早め早めの熱中症対策を

2022年7月3日 17:06

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

熱中症のリスクは、誰にでもある。体力に自信のある成人男性でも、条件次第で熱中症にかかる危険性は同じだ

熱中症のリスクは、誰にでもある。体力に自信のある成人男性でも、条件次第で熱中症にかかる危険性は同じだ[写真拡大]

 今年の夏は例年にも増して厳しい暑さに見舞われそうだ。6月25日には、まだ梅雨時期であるにも関わらず、群馬県伊勢崎市で6月の観測史上初めてとなる40.2度を観測したのをはじめ、東京都でも午前中に35.4度に達するなど、全国各地で記録的な暑さを記録した。

 気象庁の発表によると、今年は全国的に梅雨明けも早く、梅雨明け後は厳しい暑さとなる見込みだ。また7月、8月の気温は平年並みか高い所が多く、とくに7月後半と8月後半に暑さのピークが2度ほど訪れると予測している。9月も高温傾向が続くとみており、お彼岸頃まで残暑も厳しい見通しだ。すでに熱中症で緊急搬送されている人も多い。これから10月にかけては、体調管理には充分注意していただきたい。

 熱中症のリスクは、誰にでもある。体力に自信のある成人男性でも、条件次第で熱中症にかかる危険性は同じだ。また、たとえ室内でも油断すれば熱中症で倒れてしまうこともある。

 コロナ禍においては、マスクの付け外しにも気を配りたい。マスク着用時は皮膚からの熱が逃げにくくなったり、気づかないうちに脱水に陥るなど、体温調整がしづらくなってしまうからだ。厚生労働省でも、屋外で密にならない環境下では、なるべくマスクを外すことを推奨している。

 体力の維持も重要だ。睡眠を十分にとり、食欲がなくても食事はしっかりと摂って栄養補給はしっかりと行いたい。そして何よりも重要なのが、こまめな水分補給と塩分補給だ。近ごろは、夏が近づくと熱中症対策にも最適なドリンク類も数多く販売されている。

 例えば、山田養蜂場が夏季限定で発売する「塩とはちみつレモン」などがある。はちみつレモン飲料は夏の定番だが、同商品ははちみつの専門家が販売するものだけあって、豊かな香りとコクのあるオーガニック蜂蜜を使用した本格派。それでいて、他のペットボトルドリンクと同等の価格に抑えられているのが嬉しいところだ。マイルドな酸味のシチリア産レモン果汁とシチリア産海塩も使用されているが、塩味を気にせずにごくごく飲める味わいに仕上っているので、大人はもちろん子どもたちにもおすすめだ。はちみつに含まれるエネルギー源のブドウ糖と、柑橘類に含まれるクエン酸がすばやく体に吸収され、熱中症リスクを軽減してくれるだろう。通販だけでなくアキュア(首都圏JR駅構内に展開している自動販売機)や京急ストア、また紀ノ国屋でも販売を開始している。

 塩分と柑橘系の組み合わせでは他にも、JAフーズおおいたが販売している「塩とカボス」も人気だ。こちらは、大分県産のカボス果汁と大分県佐伯市米水津(よのうず)産「なずなの塩」を使用。凍らせても爽やかな香りがしっかり残るので、気分もスッキリ爽快になれると評判だ。

 また、暑さで気分が悪くなったような時には、大塚製薬の「ポカリスエット」や経口補水液の「OS-1」などで速やかに水分補給を行いたい。とくにこの夏は、家庭の冷蔵庫でも数本、常備しておくと良いだろう。

 新型コロナの感染状況も現在は落ち着いていることもあって、この夏は久しぶりにレジャーに繰り出そうと考えている人も多いのではないだろうか。楽しい夏がよい思い出となるよう、夏のドリンクで美味しく熱中症対策を心掛けてほしい。(編集担当:藤原伊織)

■関連記事
夏のマスク着用率96%。熱中症対策、3Lの水分補給が理想。9割が補給不足
デルタ株は熱中症と間違われる症状出すこと多い
酷暑開催にアスリートファーストって、批判続出

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事