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リモートワークを廃止したテスラ、社員用の駐車場と机が不足
以前、米テスラのイーロン・マスクCEOが、社員に対して「リモートワーク続けるならクビ」とメールしたことが話題となったが、いざ社員たちが出社してみると、社員のための駐車場や机が不足する事態が発生していたようだ。イーロン・マスクによれば、同社のすべてのホワイトカラースタッフはオフィスで週最低40時間働くことが求められていた(The Verge、GIGAZINE)。
カリフォルニア州のフリーモント・キャンパスに自動車で通勤した人の多くは、社員向けの駐車場を見つけられず、仕方なく近くの駅に車を止めてからバスで出勤した人もいたという。また席に着けても職場のWi-Fiが遅くて仕事にならないため、部下に自宅で仕事をするよう命じる管理職もいたとしている。記事によるとテスラの従業員数は9万9210人で、2019年から倍増していた。
イーロン・マスクCEOは少し前から同社内の10%の人員削減の考えを示していたことから、リモートワークに関する発言も足切りの一環だった可能性もあるのかもしれない。5月31日には幹部当てに「世界で採用全面停止」という題名の電子メールを送付していたことが報じられており、その後に実際に何度か解雇がおこなわれている(日経新聞、Business Insider Japan)。直近では同社製品の目玉である自動運転支援システム「オートパイロット」部門でも数百人規模(約200人)の解雇があったようだ(Bloomberg、CNET)。
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