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NYの視点:原油価格の先高観強まる、高インフレも長期化か
記事提供元:フィスコ
*07:30JST NYの視点:原油価格の先高観強まる、高インフレも長期化か
原油価格の先高観が一段と強まった。アラブ首長国連邦(UAE)石油相は、「原油価格のピークには程遠い」「リスクは、中国の需要回復した場合」と警告しており、原油価格の一段の上昇の可能性が強まった。
中国はパンデミックの再流行を受けた経済封鎖の解除を開始したものの、まだ正常化していない。この状況下でもNY原油原油はすでに120ドル超で推移している。経済協力開発機構(OECD)が発表した2022年の中国経済見通しでは成長が4.4%と、同国目標を下回ると見ている。今後、中国経済の成長回復とともに、原油の需要が拡大した場合、原油価格が200ドル近くまで上昇する可能性も否めない。環境問題が重要視される中、供給は減少傾向にあり、夏の米国ドライブシーズンに向けさらに供給ひっ迫が警戒想される。
米国の17州でガソリン価格は5ドル上回った。燃料価格は当面上昇基調と見られ、各国中銀による金融緩和解除にもかかわらず高インフレは持続すると見られる。《FA》
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