5円硬貨の原価、5円に近付く 銅が3.34円、亜鉛が0.86円

2022年5月25日 16:52

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記事提供元:スラド

銅価格の高騰が進んでいるそうだ。ウクライナ情勢の影響に加えて、円安も進んでいることが原因。日経新聞によると、円相場が1ドル=130円付近まで下落した4月下旬の銅建値や亜鉛の価格を5円玉の材料原価に当てはめると、銅が3.34円、亜鉛が0.86円となり、一時は5円玉の材料の時価がその額面の84%に達する場面もあったとされる(日経新聞)。

同じ4月下旬で比較した場合、銅とスズなどからなる10円玉は額面の63%、アルミニウムの1円玉は同42%だったことから、この中では5円玉の原価率が最も高かったとしている。一部では5円玉の時価が額面を超える可能性もあるとしているようだ。銅に関しては電気自動車(EV)向けなどで需要が増加していること、またロシア産が世界生産の約4%を占めており、今後の供給懸念が浮上したことも価格高騰につながっているとしている。 

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