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JERA、火力発電9基を廃止へ 383万3000キロワット相当
東京電力FPおよび中部電力の合弁企業であるJERAは31日、保有する火力発電所9基を廃止したと発表した。設備の老朽化で維持費用がかさんだことから、運用を続けても投資回収できないと判断したとされる(JERA、日経新聞)。
日経新聞の記事によれば、これらは383万3000キロワット相当の合計出力を持ち、原子力発電所4基分の出力に相当するとされている。これからの夏と冬の電力需要に対して懸念が発生しているという。資源エネルギー庁の22年度の電力需給の見通しによると、23年度の1~2月は東京と中部の2地域で電力供給の予備率が3%を下回るとされている。
なお同社では1日から碧南火力発電所4号機でAIによる発電所ボイラの運転最適化を開始したという。このAIには「石炭火力運転支援AI(Coordinated AI for Coal fired plant Assisting Operator:CaCaO)」という名称が与えられているという。これまでの運転データと熟練技術者のノウハウをAIに学習させ、AIが操作パラメータを発電所運転員に提案する仕組みだとしている(JERA)。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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