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eMAXIS Slim米国株式(S&P500)、純資産総額1兆円突破 インデックスファンドではて初
三菱UFJ国際投信は10日、投資信託商品「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の純資産総額が1兆円を突破したと発表した。
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eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、投資信託協会の商品分類における補足分類においてインデックス型に分類されるファンドとしては、最大であり初めて1兆円を超えたファンドとなる。
2018年7月3日に設定され、以来順調に残高を増やしてきた。なかでも月間純設定額の増加幅は大きく、2020年上期は月額平均115億円、下期は208億円、2021年上期は424億円と、それぞれ倍増してきた。また2021年12月は月間で835億円となり、月間純設定額の過去最高を記録している。
同ファンドは、主にネット証券会社を利用している投資家が買付保有をしているという。なかでも大手ネット証券を経由した保有者は2021年12月末時点で156万人を超えているという。
eMAXIS Slimシリーズは、業界最低水準の運用コストを目指している。米国株式(S&P500)以外に、全世界株式(オールカントリー)、全世界株式(除く日本)、バランス(8資産均等型)、先進国株式インデックス、新興国株式インデックスなどがある。
いずれも長期運用を見据えた商品設計で、コストを最低限まで減らすことで複利効果を最大に活かすことが可能。つまり、運用利回りが同じファンドに投資した場合と比較すると、運用コストを抑えたファンドの方がパフォーマンスが優位になる。
投資信託とは、投資家から集めた資金を、運用のプロが株式や債券などに投資し運用する仕組み。投資信託は購入時や保有時、解約時に発生する手数料があるが、手数料は商品や会社によって差がある。商品の運用結果をより良好にするためには、前述したとおり、なるべくこれらの手数料が発生しない(または割安)な投資信託商品を選ぶと良い。
eMAXISシリーズは、購入時手数料無料(ノーロード)であり、信託財産留保額もない。このため少なくとも投資金額(原資)はそのまま運用につかわれることになり、長期保有することで安定した運用結果を目指すことが可能だ。(記事:大野 翠・記事一覧を見る)
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