英語の表現力を広げる! 「I think」の言い換え4選

2022年2月14日 07:57

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 話し言葉でも書き言葉でも、英語で自分の意見を表す時に多用しがちなのが「I think」という表現だ。文字通り「自分はこう思う」と意見を言うのに便利な表現なのだが、あまり使いすぎるのもいかがだろうか。

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 日常のフランクな会話ならまだしも、英語の試験やディベート、また、エッセイなどの文章では、多様な表現を使いこなせるようになりたいものだ。そこで、いろんな場面で役立つ「I think」の言い換え表現をいくつか紹介したいのだが、今回は「I think」と同じ「I+動詞」の形でまとめた。

■「I believe」

 「I think」の言い換えとして、「I believe」は誰しもすぐに思いつくのではないだろうか。実際、ネイティブにもよく使われるし、他の表現が思いつかない時にはとても便利だ。ただ、日本語の「思う」と「信じる」でもわかるように、「I believe」と言うと、「I think」よりも強い主張が感じられることは覚えておこう。

 なお、「I」と「believe」の間に「honestly」という副詞を加えて、「I honestly believe that…」とするとさらに強い意味を持つ。

■「I feel」

 「I believe」と同じく「I think」の言い換えに便利なのが、「I feel」である。「I think」と言い換えても意味合いはほとんど同じだが、「feel」の方が文字通りやや感情寄りなので、ディベート等では聴者の感情に訴えたい時にあえて「I feel that…」と意見を主張する人もいるようだ。

■「I consider」

 「think」は「consider」の同意語なので、「I consider」も「I think」の言い換えになる。厳密に言うと、「think」はただ思うだけ、「consider」は意識的に思考するというような差はあるが、会話で使う限りほぼ同じような意味合いだろう。

 ただ、「think」は「I think that S + V」の形で使われるのに対して、「consider」を使う時は「I consider (sth) to be…」となることが多い。たとえば、「あれは失礼だと思います」などと言いたい時には、「I consider it to be rude that…」としてthat節で失礼だと思ったことを述べるような形だ。

■「I reckon」

 インフォーマルなイギリス英語なのだが、「I reckon」も、「I think」と同じく自分の意見を述べたい時に使える表現だ。

 「reckon」とは、証拠やデータなどの事物をもとに「算出する」、「見積もる」、「推定する」という意味で用いられる動詞である。しかし、イギリスでは(アメリカでも一部地方によっては)、「I reckon」が「I think」とほぼ同じように使われている。イギリス英語の話者相手でもない限り無理して使う必要はないが、興味がある人は参考までに覚えておくとよい。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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