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今日の為替市場ポイント:欧米諸国と日本の金利差拡大を想定して円買い縮小も
記事提供元:フィスコ
*08:33JST 今日の為替市場ポイント:欧米諸国と日本の金利差拡大を想定して円買い縮小も
3日のドル・円は、東京市場では114円33銭から114円61銭まで反発。欧米市場では、114円58銭から114円99銭まで上昇し、114円98銭で取引終了。本日4日のドル・円は主に115円を挟んだ水準で推移か。日本と欧米諸国の金利差拡大を想定して、リスク回避的な円買いは縮小する可能性がある。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は3日、「3月と6月の理事会はフォワードガイダンスの3つの基準が完全に満たされているのかを判断するうえで極めて重要になる」、「インフレが年内に予想より大幅に上昇し、年末には予想よりも高くなっている可能性がある」との見方を伝えた。市場参加者の間では、ECBは6月に0.1ポイント程度の小幅な利上げを実施するとの見方が広がっている。高インフレを背景に米国、ユーロ圏、英国は、金融緩和を縮小し、利上げを含めた金融引き締めに転換した。
一方、中国と日本の金融政策に対する関心も高まっている。中国は金融緩和を推進するとみられているが、日本については物価見通しの上ぶれが警戒されている。この場合、日本国債10年の利回り水準は上昇し、為替や株式の相場動向に大きな影響を与える可能性があるので注意が必要だろう。《FA》
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