少女漫画家くらもちふさこの画業を辿る展覧会が弥生美術館で

2021年12月10日 08:33

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記事提供元:ファッションプレス

 展覧会「くらもちふさこ展」が、東京の弥生美術館にて2022年1月29日(土)から5月29日(日)まで開催される。

■漫画家くらもちふさこの画業を辿る初の単独展覧会

 「くらもちふさこ展」は、『いつもポケットにショパン』や『天然コケッコー』などのヒット作を生み出してきた少女漫画家・くらもちふさこのデビュー50周年を記念して開催される、初めての単独展覧会。初期から最新作まで、代表作を中心とした原画、雑誌、単行本など約400点を通して、50年にわたる画業を辿る。

■ラブストーリーの少女漫画で『別冊マーガレット』看板作家に

 くらもちふさこは1972年にデビュー。デビュー前から「自分にはSFやスポーツものは向いていない、恋愛ものでいこう」と決めていたくらもちは、初連載『おしゃべり階段』や『東京のカサノバ』『A-girl』『海の天辺』などのラブストーリー漫画でヒット作を次々に生み出し、1970年代から80年代にかけて『別冊マーガレット』の看板作家として活躍する。中でも、『いつもポケットにショパン』はくらもちの人気を一気に押し上げる出世作となった。

 その後も1994年発表の『天然コケッコー』が第20回講談社漫画賞を受賞、2010年に発表された『花に染む』が第21回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞するなど、常に第一線で少女漫画を描き続けている。 2018年には、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の作中に『いつもポケットにショパン』などくらもちの作品が登場し話題を呼んだ。

■初公開のカラーページや描き下ろしメッセージ

 会場には、くらもちが手がけた名作漫画の原画が一堂に集結。これまで展示されたことのない貴重なカラーページなどの初公開原画も多数展示される。また、会場限定で目にすることのできる、くらもちの描き下ろしメッセージにも注目だ。

■グッズやコラボドリンクも

 さらに、展示に加え、展覧会オリジナルグッズやコラボレーションドリンクも用意。くらもちふさこのカラー原画やくらもちのコメント、くらもちと漫画家・聖千秋の対談を収録した画集も展覧会に合わせて発売される。

【詳細】
デビュー50周年記念 くらもちふさこ展
―デビュー作から「いつもポケットにショパン」「天然コケッコー」「花に染む」まで―
会期:2022年1月29日(土)~5月29日(日)
※会期中、会場構成は変えずにカラー原画、一部作品の展示替えあり。
Ⅰ期/1月29日(土)~2月27日(日) Ⅱ期/3月2日(水)~3月27日(日)
Ⅲ期/3月30日(水)~4月24日(日) Ⅳ期/4月27日(水)~5月29日(日)
会場:弥生美術館
住所:東京都文京区弥生2-4-3
開館時間:10:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日・火曜日(ただし3月21日(月)、5月2日(月)、3日(火)は開館)
料金:一般 1,000円/大・高生 900円/中・小生 500円
※竹久夢二美術館も観覧可能。
※入館にはオンラインによる事前予約(日時指定)が必要。
※会期、休館日、開館時間は変更になる場合あり。

■画集『THE くらもちふさこ』(仮)

発売時期:2022年1月
発行:集英社

【問い合わせ先】
弥生美術館
TEL:03-3812-0012

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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