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VSEOでYouTubeの副業収入をアップ 最適な「動画の長さ」設定は?
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YouTubeの副業で難しいのは、動画の長さの設定だ。適切な長さでなければ、YouTubeの収益化の条件をクリアできないリスクもある。本記事では、VSEOの観点からYouTubeの副業収入をアップさせる動画の長さの設定について紹介する。
【こちらも】VSEOとは? YouTubeの副業収入をアップさせるテクニック
■4,000時間以上の再生が必要
YouTubeで副業収入を得るためには、収益化の条件をクリアしなければならない。YouTubeの収益化ポリシーによれば、まず1,000人以上の登録者が必要である。加えて、12カ月間で4,000時間以上アップロードした動画が再生されなければならない。
VSEOとは、「YouTubeの検索エンジン最適化」を意味する。つまり、YouTubeの検索結果で上位表示させるテクニックであるわけだが、同時にコンテンツにもアプローチする点がVSEOの特徴だ。仮にYouTubeの検索結果で上位表示させることができたとしても、4,000時間以上の再生時間という問題解決に直接繋がるわけではない。
つまりVSEOにおいて、動画のクリック数を増やすことと、長時間動画を見てもらうこととは異なるテーマなのだ。それを示すように、VSEOではコンテンツの質向上を目的として、「視聴者維持率」と「総再生時間」を重要視している。この2つの要素は、視聴者がどのくらい動画を見続けているかを示す客観的データだからだ。視聴者の多くが動画を最後まで見続ければ、それだけ4,000時間以上という収益化の条件もクリアしやすくなる。
■動画の長さは10分前後が適当、セオリーから外れた成功例も
では、YouTubeの副業において、どのように動画の長さを設定すべきだろうか。ここで先日、登録者1,000万人を達成したHIKAKIN TVを例にしてみたい。HIKAKIN TVの動画の多くは、10分から20分程度だ。ゲストを招くような大掛かりなものの場合は、30分を超え1時間程度になる。動画が長くなるほどに、視聴者を飽きさせない企画内容や編集テクニックが求められる。
YouTubeでは5分以上から10分程度、長くても20分程度の短めの動画が再生されやすい。これは、YouTubeとテレビ視聴者のニーズや視聴スタイルに理由がある。スマホなどの個人的なデバイスで視聴する機会が多いYouTubeでは、1時間以上の長い動画よりも、10分程度の短い動画の方が気軽に見られるからだ。また、短い動画の方が副業者にとっても編集の負担が比較的軽くなるのでおすすめである。
しかし、YouTuberの中にはこのセオリーから外れた成功例もある。それは、鉄道などの交通と旅行をメインにしたスーツだ。彼の動画は30分はおろか、90分から2時間程度の動画も多くを占めている。驚きなのは再生数で、2時間近い動画でも100万回以上再生されているのだ。鉄道ファンの多さにも驚くが、YouTube動画のセオリーから外れた成功例にはVSEOの難しさと奥深さを感じさせられる。
YouTube動画の長さの設定については、特に初心者で副業にする場合、10分程度の短いものがおすすだ。しかし、コンテンツの内容にも依存するため、視聴者の見やすさを考慮して柔軟に決めるべきだろう。(記事:西島武・記事一覧を見る)
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