日本のオートマ車率、98.6%で世界一

2021年10月6日 07:30

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記事提供元:スラド

ベストカーの記事によると、日本では2019年に販売された新車に占めるオートマ車(以下AT)の比率は98.6%に及ぶそうだ。実質的にデータを確認できる範囲では世界トップであるそう。続いてAT率が高いのはAT発祥の地であるアメリカ。AT率は世界の中でも日米が突出して高く、続いて東南アジアや中東、そしてオーストラリアが多いとしている。この記事では、日本人がAT主体になった背景としては、渋滞の多い日本の道路事情などもあるとされる(ベストカー)。

中国に関しては国内系企業の製造するものがマニュアル車(以下MT)が主流であるため、AT率は半数に達していないとしている。欧州でもAT率は増加しているが、AT車が基本的に高級車に限られる傾向から2010年の段階では、AT率は17%ほどしかなかったそうだ。このため主要国の中では金持ちの多いドイツが約3割でトップ。しかしそれでも7割がMTとなっている。

欧州では「ATはダサイ」という感覚がまだ社会全体に残っているらしい。なお記事には触れられていなかったが、日本でATが普及している背景には、取得のしやすいオートマチック限定免許の存在もあると思われる。 

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