英ポンド週間見通し:下げ渋りか、製造業とサービス業の8月PMIが手掛かり材料に

2021年8月21日 14:21

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記事提供元:フィスコ


*14:21JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、製造業とサービス業の8月PMIが手掛かり材料に
■下落、英国経済の持続的な成長への期待低下

今週のポンド・円は下落。英国経済の持続的な成長に対する期待はやや低下してること、新型コロナウイルスの感染状況については予断を許さない状態が続いていることから、リスク選好的なポンド買いは縮小した。英中央銀行による金融緩和策は長期間維持されるとの見方もポンド売り材料となったようだ。取引レンジ:149円19銭−152円21銭。

■下げ渋りか、製造業とサービス業の8月PMIが手掛かり材料に

来週のポンド・円は下げ渋りか。新型コロナウイルス変異株(デルタ株)のまん延で、感染者の増加が続けばリスク回避的なポンド売りにつながる可能性があろう。ただ、8月23日発表予定の英国の8月マークイット製造業・サービス業PMIが市場予想を上回った場合、リスク回避的なポンド売り・円買いはやや縮小する可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・23日:8月マークイット製造業PMI(7月:60.4)
・23日:8月マークイットサービス業PMI(7月:59.6)

予想レンジ:148円00銭−151円00銭《FA》

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