千代田インテグレはダブル底からミニGCを示現して2020年1月高値を目指す

2021年6月8日 21:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■続落も1QのV字回復・高利益進捗率業績を手掛かりに下値買いも交錯

 千代田インテグレ<6915>(東1)は、7日は21円安の1838円と続落して引けた。直近安値から120円高して3月29日につけた年初来高値1986円を視界に捉えていただけに、目先の利益を確定する売り物が増勢となった。ただ引け値では、25日移動平均線をキープしており、今年5月13日に発表した今2021年12月期第1四半期(2021年1月~3月期、1Q)業績が、V字回復して期初予想の今期第2四半期(2021年1月~6月期、2Q)累計業績に対して高利益進捗率を示したことを手掛かりに下値に割り負け修正買いが交錯した。テクニカル的にも、5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現しており、高値調整の一巡目前としてサポートしている。

■1Q純利益は3.2倍と伸び2Q予想業績を1900万円上回る

 同社の今期1Q業績は、売り上げ101億5800万円(前年同期比18.2%増)、営業利益7億500万円(同2.71倍)、経常利益8億6700万円(同2.94倍)、純利益6億1900万円(同3.18倍)とV字回復して着地し、期初予想の今期2Q累計業績に対する利益進捗率は、営業利益で78%、経常利益で96%と目安の50%を大きく上回り、純利益は、すでに1900万円オーバーした。

 総合部品メーカーとして日本では、自動車向けが復調して営業利益が前年同期の1億1500万円の損失から1000万円へ黒字転換し、東南アジアでは巣ごもり需要でAV機器向けが好調に推移し売り上げが31.2%増、営業利益が2.60倍となり、中国でもゲーム機器・自動車向けが続伸して売り上げが27.7%増、営業利益が3.28倍とV字回復し、前期に計上した孫会社の整理損失や為替差損が一巡したことなどが寄与した。今期2Q累計業績・通期業績は期初予想を据え置き、このうち12月期通期業績は、売り上げ390億円(前期比3.9%増)、営業利益20億円(同11.1%増)、経常利益20億円(同10.6%増)、純利益14億円(同58.7%増)と増収増益転換を見込んでいる。配当は、前期横並びの年間70円を予定している。

■ダブル底からミニGCを示現して2020年1月高値を目指す

 株価は、コロナ・ショック安でつけた昨年3月の1360円から前期第1四半期の悪業績にもかかわらず1838円高値まで底上げし、昨年11月に前期業績を上方修正したが、減収減益業績は変わらずとして1480円まで売られ、この安値でダブルボトムを確認したとして今期業績の増収増益転換予想で年初来高値1986円まで500円高した。足元では、この高値調整で25日移動平均線が75日移動線を下回るデッドクロスとなったが、1QのV字回復業績で5日移動平均線が25日線を上抜くミニGCを示現して調整一巡目前を示唆している。PERは16倍と市場平均並みだが、PBRは0.68倍、年間配当利回りは3.80%と割り負けており、年初来高値抜けから昨年1月高値2274円奪回を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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