トヨタ、新型EV「bZ4X」を初公開 EVの「bZ」シリーズ展開へ

2021年4月20日 17:06

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TOYOTA bZ4X(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

TOYOTA bZ4X(画像: トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

  • TOYOTA bZ4X(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
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  • TOYOTA bZ4X(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • TOYOTA bZ4X インテリア(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • TOYOTA bZ4X インテリア(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • TOYOTA bZ4X 後席(画像: トヨタ自動車の発表資料より)
  • TOYOTA bZ4X 異形ハンドル(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

 トヨタ自動車は19日、開催中の上海モーターショーにおいて、新EVシリーズ「TOYOTA bZ(トヨタ ビーズィー)」の第1弾となる「TOYOTA bZ4X(トヨタ ビーズィーフォーエックス)」のコンセプト車両を、世界初披露した。生産は日本と中国で行い、2022年の年央までにはグローバル販売を行うとしている。

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 「TOYOTA bZ」シリーズは、電動車のフルラインアップ化の一環として今後7車種を投入する予定だ。

■TOYOTA bZ4Xの概要

 TOYOTA bZ4Xは、トヨタとスバルが共同開発したモデルだ。コンセプトは「ACTIVITY HUB」で、家族や友人などとコミュニケーションをとるときの、「キズナ」の役割を担う1台となる。

 スタイリングはワールドトレンドともいえるSUVスタイルを採用しており、全体的にも水平基調なスタイルだ。センサー類やランプ類などを統合してハンマーヘッド形状の新しいスタンスを採用し、存在感を出しているという。プラットフォームには、「e-TNGA」と呼ばれるEV専用プラットフォームを採用している。

 インテリアはDセグメントセダン並みの室内空間としており、低いインストルメントパネルと広い後席空間を実現。ハンドル上方にメーターを配置したことで視線移動も少なくなり、安全運転にも貢献している。ハンドルは量産車として世界初となる異形ハンドルによるステアバイワイヤを実現し、ハンドル操作でのタイヤ切れ角を自由に変化できるようにしている。

 機能面ではスバルと共同開発した新AWDシステムを採用し、電動車ならではの素早いレスポンスを活かしながら、高い走破性も備えている。その他、ソーラー充電システムも採用している。

■今後のTOYOTA bZシリーズ

 7車種展開予定のTOYOTA bZシリーズは、TOYOTA bZ4Xにも使用されているEV専用プラットフォーム「e-TNGA」をユーザーニーズに応じて変化させ、展開する。一方で軽自動車やCセグメントといったカテゴリをトヨタだけでは展開できないことから、パートナー企業とも共同開発する方針だ。

 TOYOTA bZ4Xは、スバルと共同開発を行っているが、他にもダイハツやスズキ、中国で展開しているBYD autoがパートナーとして発表されている。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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