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G.V.G.V、2021-22年秋冬コレクション発表
G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー) 2021-22年秋冬コレクションが発表された。
■<ネイチャー&フューチャー>をキーワードに
デザイナーMUGがずっと好きなモノ、そしてこれからも好きであり続けるモノを熟考し制作した今シーズン。その上で、<ネイチャー(自然)&フューチャー(未来)>というキーワードを掲げたコレクションは、ブランドらしいこだわりの素材や色使いで、この二つの要素を随所まで表現しているのが特徴だ。
■ナチュラルカラー×近未来的パレット
例えばコレクションを彩るのは、大きくわけて‟ふたつの要素”。ひとつ目は、木や石をモチーフにした有機的なグラフィックをはじめ、サンドベージュやグレイといったナチュラルカラー。一方で差し込まれた、もうひとつの要素は、ネオングリーンや鮮やかなブルーといったフューチャリスティックなカラーパレットだ。
■スタイリングにも反映
この異なる要素をドッキングさせたアプローチは、天然素材×人工素材をミックスさせたスタイリングにも通じているだろう。その好例となるのは、リサイクルニットを主役にした秋冬らしいルック。柔らかなニットと、ネオングリーンの‟パリっ”としたポリエステル製ボディスーツが、意外性のあるユニークなコントラストを描き出している。
またこうした相反する要素を合わせながら、絶妙なバランスを保っているのは、共通項を設定しているから。今回の場合は、ニットで表現したブランドのシグネチャーであるレースアップを、ボディスーツと同色で揃えることで、ふたつの要素を繋ぐ‟架け橋”の役割を担っているように感じられる。
■マルチウェイなアウター群
秋冬に欠かせないアウター群は、豊富なバリエーションを揃えるだけでなく、マルチウェイな機能性を備えているのも今季の特徴といえる。例えばウールコートやブランドで人気のMA-1は、いずれもリバーシブルで着用できるこだわり仕様。
また秋冬の装いをクラスアップさせてくれるトレンチコートは、ボタンで繋がれたパーツを分解することが可能。ある時はボディを切り離した‟超ミニ丈”のジャケットとして、ある時はアーム部を取り除いたノースリーブジャケットとして、シーンや気分に合わせたアレンジを楽しむことができる。
■ディテールにもこだわって
さらに今季は、デザイナーのお気に入りであるボディースーツを‟マスク”と一体型にしてみたり、前シーズンに続き、トップスの袖先に‟グローブ”を付けてみたりと、従来の洋服に‟+αの機能”を追加させた、ユニークなアイディアも詰め込まれている。そしてピアスやネックレス、ショルダーバッグといったアクセサリーには、今季デビューの「GV」ロゴを象った金属モチーフをオン。スタイリングのアクセントになる、大ぶりのデザインで登場する。
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