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南海の自動改札機実証実験、速度ではQRは高評価 Visaタッチは遅い?
南海電鉄は4月3日、Visaのタッチ決済とQRコードで電車を利用できる実証実験を開始した。南海電鉄は既にICカードを導入しているものの、訪日外国人旅行者の急増(本来はオリンピック向けに)に対応するために用意していたものだという。今回の実証実験では、南海電鉄の「なんば」や「関西国際空港」、高野山などの16駅に32基の改札機を設置。4月3日から12月12日までの期間運用を行う(南海電鉄、南海電鉄プレスリリース[PDF]、Engadget、ITmedia、トラベルWatch)。
実証実験では、乗降客の多い駅や観光地に近い駅が選ばれた。また決裁には携帯電話網を利用することから、通信環境があまりよくない駅もあえて選定されているという。実験を通じて実運用ができるかを検証していくとしている。
Visaのタッチ決済では、Visaのクレジット、デビット、プリペイドカードで直接改札を入出場することができる。スマートフォンでも日本国外向けのApple PayやGoogle Payに対応するカードを登録しておけば利用できるという。これにより海外からの旅行者であってもタッチ決済対応カード一枚で移動からお買物まで完結できるとしている。
南海電鉄がメディア向けに公開した関係で、実際の稼働状況などの様子も動画でアップされている。実際にApple Payに登録されたVisaカードを利用した動画では、FeliCaと比較すると若干遅れる傾向があり、はてなでは反応速度が遅いとする指摘も出ているようだ。QRコードの読み取りに関しては十分な速度となっている(Apple Payに登録したVisaカードで乗車してみた[動画]、ループ設定された改札を何度も往復[動画]、QRコードのデジタルチケットを用いての改札通過[動画]、はてな)。
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