トリコ・コム デ ギャルソン 2021-22年秋冬コレクション、心に秘めた無邪気な少年らしさ

2021年3月27日 08:48

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記事提供元:ファッションプレス

 トリコ・コム デ ギャルソン(tricot COMME des GARÇONS) 2021-22年秋冬コレクションが発表された。

■愛らしい少年らしさを引き立てて

 大ぶりのフリルやリボン、レースなど、ブランドならではのフェミニンなディテールを取り入れながら、いつもよりボーイッシュなスタイリングが目立つ今シーズン。チェック柄のケープ×フリル付きのトップスを合わせたルックは、ストライプ柄のベロアパンツで、少年のような可愛らしさをプラス。

 またレオパード柄のエコファージャケットには、サイケデリックなフラワーモチーフのセットアップを差し込むことで、甘さを抑えたストリートスタイルを描き出しているようにも感じられる。

■ユニークなハーネス風アクセサリー

 今季の象徴的なアクセサリーとして取り入れられたのは、フリース素材のスリーブとドッキングしたユニークなハーネス。ふんわりとボリューミーなスリーブデザインは、トップスやアウターの上から重ねることで、簡単にスタイリングをアレンジすることが可能だ。クラシカルな丸襟がポイントのピースと合わせたルックは、柔らかなシルエットを実現しながら、ベルトが持つエッジィな表情によって絶妙なスパイスをもたらしている。

■リバーシブルのアウター

 また秋冬の主役となるアウター群には、リバーシブルで着用できるデザインが散見された。例えば今季のキーカラーとなった‟赤”のオーバーサイズのジャケットは、裏地のシームを残したようなラフな表情が印象的だが、裏返すことでクリーンなペールピンクへと変化する仕組み。生地もフリース×コットンなど、異素材で切り替えているのが特徴で、シーンに合わせた秋冬の着こなしを楽しむことができる。

■アニマルモチーフ

 チェック柄や水玉模様、フラワーモチーフなど、アイコニックなパターンと共に並んだのは、様々な動物を描いたアニマルモチーフだ。‟ニットウェア”を得意とするトリコ・コム デ ギャルソンならではの豊富なセーターには、大きな犬や小鳥をモチーフにした温かみ溢れるラインナップが登場。また今季は‟レオパード”柄も多用されていて、エコファーのアウターやヘッドピースとなって、楽し気なリズムをコレクションにもたらしていた。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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