ビットコインが最高値更新 600万円超えからでも資産運用に組み込むべきか

2021年3月13日 20:24

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 3月12日にビットコインが630万円を付け、2月21日の最高値を更新した。新型コロナウイルスの影響を受け、2020年10月までは100万円~120万円レンジの値動きだったことを考えると、この4カ月間の急騰相場は驚異的と言わざるを得ない。2月のピークアウトでは、多くのアナリストが一旦大幅な調整が入ると予測していたが、500万円を底値にV字反発し、わずか2週間で最高値の更新を果したのである。

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 このことから、ビットコイン相場について、今後さらなる上昇が見込まれるとの見解が多く、長期資産運用のポートフォリオにおいて重要な投資対象となる可能性もある。

 今後もビットコインが価値を上げていくだろう理由を、いくつか確認しておきたい。まず、バイデン大統領による1兆9000億ドル(約200兆円)規模の追加経済対策法案可決のニュースに、いち早く反応したことがある。ビットコイン相場は調整局面にあったが、躊躇ない買い上げに転じたことでマーケットの期待値の高さが伺われる。

 この点については、NEXO(暗号通貨融資会社)の共同創業者のトレンチェフ氏のコメントが適切で、『これまでは、どんな調整も上昇のためのリセットであった』と確認していた。

 次世代通貨のモデルは、各国の中央銀行(あるいは世界銀行)による暗号通貨になる可能性が高まっているが、それらステーブルな暗号通貨の指標として、ビットコインが流通し続ける可能性も相当程度あるだろう。

 現在、米ドルのマネーサプライM2は19兆3946億ドル(13日現在)、世界の通貨供給量は約89兆ドル(2017年度統計)であるのに対し、ビットコインの時価総額は約9000億ドル(13日現在)に過ぎない。今後、各国が法定通貨を暗号通貨へ移行すると考えるなら、ビットコインの価値はまだまだ低いとさえ言えるだろう。

 ちなみに、世界主要証券取引所とされるNY証券取引所、ナスダック、ロンドン証券取引所、ユーロネクスト、ドイツ証券取引所、東京証券取引所の株式時価総額はざっと50兆ドルを超えるのだが、投資対象としてもビットコインの市場にまだまだ余裕があることだろう。

 ビットコインは発行枚数の上限を目前にしていることもあり、自由に通貨供給を増量できる一般の通貨とは、希少価値の面でも圧倒的な格差がある。ゴールドやプラチナの資産特性を持ちつつ、通貨としてのポテンシャルも申し分なし。ビットコインが今後、さらなる価格上昇を更新する材料は十分にそろっているとの見方も、あながち間違いとは言えないだろう。

 実際の通貨事情においても、ビットコインの利用メリットが再確認されている。売買ツールとして、利子やポイント還元アイテムとして、老後の貯蓄手段として、すでにビットコインの保有者は大幅に拡大している現状を資産運用の立場から注視したい。(記事:TO・記事一覧を見る

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