MSGM 2021年春夏ウィメンズコレクション - 心を解き放つ、鮮やかなカラーパレット

2021年3月9日 17:40

印刷

記事提供元:ファッションプレス

 MSGM(エムエスジーエム) 2021年春夏ウィメンズコレクションが発表された。

■春夏の訪れを、カラフルなカラーで祝福

 ピンと張りつめるような空気が漂う真冬から、温かな日差しで溢れる春夏へ。今シーズンは、そんな人々が待ちわびた開放的な季節の訪れを祝すかのように、実に鮮やかなカラーパレットで彩られているのが印象的だ。

 オレンジ、ピンク、グリーン、ブルー、イエロー、そしてレッド。見ているこちらまでウキウキしてしまいそうな、これらのパレットは、ドレス×ロングコートなど、2ピース以上の異なるカラーアイテム同士を合わせることで、より自由な雰囲気に。またパープル×グリーンのホルターネックトップスなど、楽し気なカラーブロックで構成されたアイテムも混じわることで、コレクション全体に軽快なリズムをもたらしている。

■ボリューミーなディテール

 ハッピーな雰囲気に包まれたカラーパレットと呼応して、今季のディテールは主役級の存在感で華やかなムードをさらにヒートアップさせていく。ジューシーな葡萄のビーズが飾られた水色のシャツには、胸周りにドラマティックなフリルをぐるりとデコレーション。またレッドのロングコートに合わせた、グリーンのドレスの襟元には、胸下まで伸びるほどの大きなラッフルをあしらっている。

■ラフな素材使い

 MSGMではアイコニックな生地であるポプリンやタフタは、今季カジュアルな印象のコットンやリネンへとチェンジ。本来オーセンティックなベージュのテイラードスーツは、生地の切り替えだけなく、切りっぱなしのデザインと、大きなポケットを採用したことで、ワークウェアのようなタフなイメージへと導いているのも面白い。

■リラクシングなシルエットで

 燦燦と太陽が降り注ぐ、開放的な季節を楽しむように、シルエットはリラクシングでゆったりとしたラインが主流。一枚でさらりと羽織れるラフなオレンジのシャツワンピースは、パキッとしたブルーのタイダイカラーで、今季らしいアクセントを加えている。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

関連キーワード

関連記事