5日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は反発、強い2月雇用統計で成長期待

2021年3月8日 07:13

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記事提供元:フィスコ


*07:13JST 5日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は反発、強い2月雇用統計で成長期待
■NY株式:米国株式市場は反発、強い2月雇用統計で成長期待

ダウ平均は572.16ドル高の31496.30ドル、ナスダックは196.68ポイント高の12920.15で取引を終了した。

2月雇用統計の予想を上回る改善を受けて寄り付き直後、上昇した。しかし、長期金利の急伸を警戒したハイテクの売りに拍車がかかると、ダウも下落に転じた。ただ、安いところでは、1.9兆ドル規模の追加経済対策が速やかに成立する可能性があること、いくつかの州が来週からパンデミック対策の規制緩和を計画していることから経済活動の再開を期待した買いが支えた。行き過ぎ感から利回りも低下に転じると、再び主要株式指数は上昇。引けにかけて上げ幅を拡大した。セクター別では、エネルギーや運輸が上昇。自動車・自動車部品が下げた。

衣料小売りのギャップ(GAP)は第4四半期決算が予想を下回ったものの、2021年の売り上げ回復見通しが好感され上昇。映画関連会社のアイマックス(IMAX)も2021年の楽観的な見通しが好感され上昇した。ソフトウェアのオラクル(ORCL)やITのシスコシステムズ(CSCO)はアナリストによる投資判断引き上げでそれぞれ上昇。一方で、クルーズ船運営のノルウェージャンクルーズ(NCLH)は株式売り出し計画を発表し大幅下落。電動トラックメーカーのニコラはアナリストによる投資判断引き下げが嫌気され下落した。

ブラード・セントルイス連銀総裁は、インフレが非常に低い水準から上昇しており、当面動向を様子見する方針を確認。また、無秩序な取引は懸念だがまだその段階にないとし、長期金利の上昇を抑制するなどの措置を速やかに講じる必要性がないとの考えを示した。

(Horiko Capital Management LLC)

■NY為替:米雇用統計改善を好感してドル・円は一時108円64銭

5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円64銭まで上昇後、108円10銭まで反落し、108円40銭で引けた。この日発表された米2月雇用統計で失業率は予想外に低下したほか、非農業部門雇用者数は予想以上に増えたことから、良好な結果を受けた長期金利の上昇でドル買いが加速した。その後、長期金利が伸び悩んだため、リスク選好的なドル買いはやや一服した。

ユーロ・ドルは1.1894ドルまで下落後、1.1946ドルまで反発し、1.1910ドルで引けた。米長期金利の上昇が一服したことから、ユーロ売りはやや縮小した。ユーロ・円は129円35銭から128円85銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3779ドルまで下落後、1.3870ドルまで反発した。ドル・スイスは0.9258フランまで下落後、0.9319フランまで上昇した。

■NY原油:大幅続伸、米雇用改善で需要増の思惑強まる

5日のNY原油先物4月限は、大幅続伸(NYMEX原油4月限終値:66.09 ↑2.26)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比+2.26ドルの66.09ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは63.82ドル−66.40ドル。アジア市場で63.82ドルまで下げたが、主要産油国による減産体制は継続することから、まもなく反転。この日発表された2月米雇用統計は市場予想を上回っており、需要増加が想定されたことで66.40ドルまで一段高となった。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 36.93ドル +0.43ドル(+1.18%)
モルガン・スタンレー(MS) 80.87ドル -0.24ドル(-0.30%)
ゴールドマン・サックス(GS)327.37ドル -1.92ドル(-0.58%)
インテル(INTC) 60.74ドル +2.41ドル(+4.13%)
アップル(AAPL) 121.42ドル +1.29ドル(+1.07%)
アルファベット(GOOG) 2108.54ドル +59.45ドル(+2.90%)
フェイスブック(FB) 264.28ドル +6.64ドル(+2.58%)
キャタピラー(CAT) 220.16ドル +7.39ドル(+3.47%)
アルコア(AA) 28.99ドル +0.40ドル(+1.40%)
ウォルマート(WMT) 129.12ドル +1.59ドル(+1.25%)《ST》

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