中川政七商店"初"の複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング」が奈良に

2021年2月16日 08:19

印刷

記事提供元:ファッションプレス

 中川政七商店(Nakagawa Masashichi Shoten)は、2021年4月14日(水)に初の複合商業施設「鹿猿狐(しかさるきつね)ビルヂング」を奈良市元林院町(ならまちエリア)に開業。「中川政七商店 奈良本店」やスペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」、レストラン「㐂つね」、コワーキングスペース「JIRIN」がオープンする。

■中川政七商店"初"の複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング」

 江戸時代中期、麻織物「奈良晒」の問屋として創業し、日本の工芸をベースにした、数多くの生活雑貨を世に送り出してきた中川政七商店。今回は、長い歴史の中でも"初"となる複合商業施設を、創業の地・奈良に開業する。施設内には猿田彦珈琲・㐂つねなどが併設し、施設名は中川政七商店の"鹿"、猿田彦珈琲の"猿"、㐂つねの"狐"組み合わせて「鹿猿狐ビルヂング」と名付けた。

日本を代表する建築家の一人・内藤廣が手掛ける3階建ての施設では、この場所でしかできない買い物や飲食、ワークショップなど様々な体験型コンテンツを用意する。

■1・2階:中川政七商店 奈良本店

 1階と2階にオープンする「中川政七商店 奈良本店」では、800を超えるつくり手と生み出した約3000点の商品を展開。300年の歴史が紡いできた、いまの暮らしに寄り添う暮らしの道具や、奈良を訪れた記念となるような本店でしか購入できない限定品などを取り揃える。

 また、手績み手織り麻の絵はがきを制作するワークショップや、麻生地づくりの道具に触れられるツアーなども開催する予定。ものづくりの工程や奥深さを体験できる、特別なイベントになりそうだ。

■1階:猿田彦珈琲/㐂つね

 1階には、スペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」が関西初となる店舗を出店。開放的なガラス窓に面した空間で、古きよき趣が残る街並みを眺めながら高品質のコーヒーを堪能できる。

 また、東京・代々木上原にあるミシュラン一つ星掲載店「sio」による、初のすき焼き店「㐂つね」もオープン。お弁当のテイクアウトも用意しているので、観光の合間にも気軽に楽しめる。

■3階:コワーキングスペース「JIRIN」

 興福寺の五重塔などが見える3階には、中川政七商店初となるコワーキングスペース「JIRIN」を展開。ブックディレクターの幅允孝がセレクトした本が揃うライブラリも用意する。また、経営講座やトークイベントなど、学びのイベントも開催していく予定となってる。

【詳細】
施設名:鹿猿狐ビルヂング
開業日:2021年4月14日(水)
住所:奈良県奈良市元林院町22番
アクセス:近鉄奈良駅より徒歩7分
テナント:中川政七商店 奈良本店、猿田彦珈琲、㐂つね、JIRIN
敷地面積:126.98坪(419.06平方メートル)
延床面積:241.16坪(795.84平方メートル)

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

関連キーワード

関連記事