UAEと中国の火星探査機、相次いで火星周回軌道に投入

2021年2月11日 16:46

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記事提供元:スラド

日本時間10日、UAEの火星探査機 Hopeと中国の火星探査機 天問1号が相次いで火星に到達し、火星周回軌道への投入に成功した(Emirates News Agencyの記事CNSAのニュース記事中国語版)。

Hopeは2020年7月20日に日本の種子島宇宙センターからH-IIAロケットで打ち上げられ、日本時間10日0時42分に火星周回軌道へ投入された。Hopeは搭載する3つの観測装置(赤外分光器・紫外分光器・イメージャー)を用い、軌道上から火星の大気を惑星規模で観測するのが目的だ。

天問1号は2020年7月23日に中国・海南島の文昌衛星発射場から長征5号ロケットで打ち上げられ、日本時間10日20時52分に火星周回軌道へ投入された。天問1号は今後軌道修正を数回行い、5月~6月には探査車をユートピア平原に軟着陸させる計画だ。

現在、NASAの火星探査車 Perseveranceを載せた宇宙機 Mars 2020も火星に近付いており、2月18日にはジェゼロクレーターへの着陸を予定している。 

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