カルビー、2Qは増収減益 巣ごもり需要で国内外の販売は拡大も土産用商品の売上は低迷

2020年12月17日 17:24

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記事提供元:ログミーファイナンス

2021年3月期 上期業績

菊地耕一氏:菊地でございます。本日は、先に2021年3月期上期業績についてご報告し、その後、2021年3月期通期計画の修正についてご説明します。

スライド3ページをご覧ください。上期の連結業績についてご説明します。売上高は、主に海外事業の拡大により、前年同期比4.6パーセント増の1,309億円となりました。国内は、土産用商品などの売上減少が大きく、既存事業では減収となりましたが、ポテトかいつかの買収により、トータルでは増収となりました。海外は、中華圏で引き続き増収、北米のWarnock社の買収が増収に寄与しました。

営業利益は、前年同期比1.8パーセント減の130億円となりました。高付加価値の土産用商品の売上減少によるマイナス影響が大きく、国内では減益、一方で海外では増益となりました。Netは前期に比べてマイナス3億円にとどまっております。

2021年 3月期上期業績 新型コロナウイルスの影響

スライド4ページをご覧ください。上期の業績のうち、新型コロナウイルスの影響を抜き出して説明します。当社の概算ベースですが、営業利益への影響額をこちらのグラフで示しております。

新型コロナウイルスの影響で、上期の営業利益はトータルでマイナス5億円となりました。国内では、シリアルは高い需要が継続しました。それに加え、販促費、旅費交通費等の削減がプラスで影響しています。

一方で、土産用商品の売上減、一般チャネルのスナックの供給調整、外出・オフィス需要の減少のため売上が減少し、マイナスの影響になっています。

海外事業の詳細につきましては、別のスライドで後ほどご説明させていただきます。

2021年3月期上期業績 国内事業①

スライド5ページをご覧ください。国内事業の業績について説明します。国内の売上高は1.1パーセント増の1,043億円となりました。「じゃがポックル」などの土産用商品や、外出・オフィス需要を主とする「じゃがりこ」などのスナックが減収となりましたが、シリアルやポテトかいつかが増収に寄与しました。

国内営業利益は9.7パーセント減の114億円、営業利益率は1.3ポイント悪化の10.9パーセントとなりました。

2021年3月期上期業績 国内事業②

スライド6ページをご覧ください。国内事業の状況について、カテゴリー別に説明します。スナックですが、ポテトチップスは家庭内消費向けの商品として、引き続き高い需要が継続しております。第1四半期は消費動向の急変に対応できず、一部商品を休売しましたが、販売再開後は売上、シェアともに回復しています。

一方、先ほどもお伝えしましたが、外出、オフィスでの消費が主体の「じゃがりこ」は販売低調が続きました。

「じゃがポックル」に代表される土産用商品ですが、インバウンド、国内旅行者ともに減少が続いたため大きく減収となりました。第1四半期は、前年同期比マイナス80パーセント程度で推移しましたが、第2四半期は「GoToトラベルキャンペーン」の影響で押し上げ効果があり、マイナス60パーセント程度まで回復しております。上期トータルではマイナス73パーセントです。

シリアルは、巣ごもり需要をきっかけに売上が伸長しました。しかし、原産地のロックダウンの影響で、輸入原材料の1つであるココナッツの調達が不足し、定番品「フルグラ」を休売しました。6月中旬から8月初旬までの期間は、需要を十分に取り込みきれなかったと見ていますが、総じて強い需要に支えられました。

2021年3月期上期業績 海外事業①

スライド7ページをご覧ください。海外の業績について説明いたします。海外売上高は、前年同期比20.5パーセント増の267億円となりました。新型コロナウイルスのマイナス影響を受けたインドネシアを除いた地域で、増収となりました。

営業利益は、インドネシアを含む重点4地域すべてにおいて増益で、9.8億円増益の16.4億円となりました。

営業利益率は3.2ポイント上昇し、6.2パーセントとなりました。

2021年3月期上期業績 海外事業 新型コロナウイルスの影響

スライド8ページをご覧ください。海外重点4地域における、上期の新型コロナウイルスの業績影響についてご説明します。

まず北米ですが、巣ごもり需要でスナック市場、マーケットそのものは拡大しました。Warnock社のストアPB商品の需要が高まる一方、Calbee North Americaの「Harvest Snaps」は巣ごもり需要の恩恵がなく、非常に弱い状況でした。そのような中、Calbee North Americaはメリハリを付けた販促プロモーションを実施し、販促費のコントロールによって利益面ではプラスで推移しました。

中華圏ですが、巣ごもり需要による市場拡大、Eコマースにおける需要も追い風となり、スナック、シリアルともに売上が拡大しました。

イギリスもスナック市場は非常に伸長し、Seabrookブランドのポテトチップス需要は増加しました。しかし北米と同様に、ヘルシースナックカテゴリの豆系スナック「Yushoi」は低調に推移しました。

インドネシアについて、第1四半期は馬鈴しょの原産地のロックダウンにより輸入馬鈴しょの調達が遅れ、売上に影響しました。第2四半期以降、生産は正常化しましたが、欧米とは異なる所得環境の悪化のため、スナック市場全体が低迷しています。

そのような中、効果的なプロモーションの機会がなく延期等で販促費が減少し、結果、利益はプラスに影響しました。

このように地域によって異なる要因がございますが、海外全体としては第1四半期、第2四半期ともに利益面ではプラスの影響となりました。

2021年3月期上期業績 海外事業②

スライド9ページをご覧ください。北米と中華圏について、新型コロナウイルス影響以外のところも含めてご説明したいと思います。

北米ですが、Warnock社は昨年11月に子会社となっていますので、売上・利益は純粋にプラスで影響、貢献しております。またCalbee North Americaでは、エスニック売り場向けの商品として展開するスナックが好調に推移いたしました。

「Harvest Snaps」は先ほどお伝えしたように、野菜売り場かつ小容量のため巣ごもりの恩恵が少なく、それに加え、一部の大手顧客の売り場面積の縮小に伴う売上減少が大きく影響し減収となりました。

中華圏は、スナック、シリアルともに拡大しましたが、「フルグラ」の現地メーカーとの競争は依然として厳しい状況にございます。その中で、Eコマースでの需要を確実に取り込み成長いたしました。グラフにもあるとおり、小売店舗での販売も伸長しました。スナックについては、「じゃがポックル」「Jagabee」等が大きく伸長しました。

2021年3月期上期業績 営業利益分析

スライド10ページをご覧ください。上期の営業利益の増減要因について説明します。グラフは営業利益を国内、海外に分け、国内については勘定科目別に区分して表示しております。

これは過去と切り口の同様ですが、上期に関しては、新型コロナあるいは土産用商品の影響が非常に大きいため、スライド4で示している要素別のほうが、わかりやすいと思います。

ですので、このような切り口において国内12.3億円の減益は、土産の影響で25億円程度のマイナス、そこに販売費と経費の抑制で11億円のプラスがありますので、そのマイナスとプラスがNetして補正されていると考えたほうがわかりやすいかもしれません。

海外では中華圏の増収、北米、インドネシアでの販売費抑制等が増益に寄与しております。

2021年3月期通期計画修正①

続きまして、スライド12をご覧ください。通期計画の修正についてご説明します。上期までの業績と直近の業績動向、そして市場環境を鑑み、2021年3月期通期の計画を修正します。

売上高は、国内売上高の下振れを織り込み、期初計画から50億円下方修正し2,650億円といたしました。営業利益は、国内売上計画の下振れの影響を見込むものの、国内外の経費抑制等によって20億円上方修正し、265億円としました。

2021年3月期通期計画修正②

もう少し詳しい内容は、スライド13をご覧ください。上期と下期に分けて、期初計画との差異、そして、背景をご説明します。

上期実績は、期初計画に対し売上高はマイナス19億円の下振れ、営業利益はプラス18億円の上振れとなりました。

国内では、「じゃがりこ」などのスナックの未達、土産用商品の回復の遅れがございましたが、経費抑制でオフセットしました。利益上振れの要因は、主に海外事業からきております。

下期の修正計画では、売上高は期初計画に対して31億円の下方修正、営業利益は2億円の上方修正としました。

国内売上高の計画について、上期より下期でギャップが拡大するのは、新型コロナウイルス感染拡大が期末には収束する前提で、下期に回復を見込んでいた土産用商品が戻らず、現状の状態が続くことによるものです。

海外については、下期は大きな利益の上振れは見ておりません。おおよそ期初計画どおりと考えております。上期は販促費の減少がございましたが、下期は売上モメンタムの維持、上昇を図り、販促費の投入を当初計画どおりに実施する予定です。そのため上期ほどの上振れは見込んでいない状況です。

私からの説明は以上になります。ご清聴ありがとうございました。

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