レッド・ウィングの定番ブーツ、アイリッシュセッターなど特集 - ジップアップへのアレンジも可能に

2020年12月17日 09:13

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記事提供元:ファッションプレス

 ワークブーツの代名詞的存在でもあるレッド・ウィング(RED WING)。その魅力は、長く履くことで味わい深くなる上質なレザー、ワーカーやバイカーたちにも絶大な支持を得るタフなビジュアル、疲れにくく歩きやすい履き心地の良さにある。

今回は、そんなレッド・ウィングが世に送り出すブーツの中から、長年愛されてきた定番の4型を紹介する。

■レッド・ウィングの“ベストセラー”ブーツ「#877 8インチ クラシックモック」

 「#877 8インチ クラシックモック」は、1952年、ワーク・ハンティングを用途とする男性用ブーツとして誕生した8インチ丈のブーツ。レッド・ウィングの名を世界に知らしめた、“ベストセラー”ブーツだ。長時間歩いていても疲れにくいクッション性の高いソール、足当たりのよい快適な履き心地、そしてかつてのハンターたちも好んだというモカシンタイプのつま先が魅力となっている。

■「#877」とともに歴史を刻んだアイコンブーツ「#875 6インチ クラシックモック」

 大ヒットとなった「#877」から派生し、誕生したのが「#875 6インチ クラシックモック」。「#877」と同様のモカシンタイプのつま先や、長時間歩いでも疲れにくいトラクショントレッド・ソール、そして耐久性に優れる堅牢なレザーといった魅力を備え、レッド・ウィングを代表するブーツとして、長きにわたって愛されている。

■履き込むほどに味わい深くなる「オロ・レガシー」レザー

 そして、「#877」と「#875」ともに素材として「オロ・レガシー」を採用したものが人気を博している。現在使用されている「オロ・レガシー」は、元来1950年代から1990年代まで「#875」に使用されてきたレザーを進化させたもの。

当初は、オロラセット・レザーと呼ばれるブラウンのオイルドレザーが使われていたが、その後何度か色合いが変化し、今は、オイルを豊富に含むオレンジがかったブラウンのレザーとなっている。自然な肌目が特徴で、履き込むほどに表情を増し味わい深い1足へと変わっていく。

■独特の経年変化を楽しめる「#9874 アイリッシュセッター 6インチモック」

 「#9874 アイリッシュセッター 6インチモック」は、レッド・ウィングの歴史を語るうえで欠かせない「アイリッシュセッター」の名がついたモデル。素材には、ブラウンの芯地の上にブラックの塗装を施したが採用されており、履いていくうちにキズや摩擦の多い部分から黒い塗膜の下の茶色の芯地が見えるという独特の経年変化を楽しめる。

また、1980年代初めまで「#875」などに採用されていた、羽根の先の長方形のカン留めステッチ、レクタングル・バータックも再現され、当時の佇まいを蘇らせた。

■レッド・ウィングにとっての「アイリッシュセッター」とは

 そもそも「アイリッシュセッター」は、レッド・ウィングのブーツすべてに冠せられていた名だ。共通して使用されていたレザーの色が猟犬アイリッシュセッターの毛並みを想わせたためそう名付けられていた。

しかし、2000年頃、代表的な「#875」「#877」からは、アイリッシュセッター・タグが外されることに。一方、日本では熱い要望のもと、タグを備えたかつての「#875」を想わせる商品として「#9875」や「#9874」が発売された。

■赤みの強い色合いの「#8875 6インチ クラシックモック」

 「#8875 6インチ クラシックモック」は、「#875」と同じ機能性やデザイン性を持ちながらも、素材が異なるモデル。素材には、赤みの強い色合いの「オロラセット・ポーテージ」を採用している。

「#875」に使われ、かつて何度も色合いが変化していたオロラセット・レザーは、1990年代に入ると次第に赤みを増していった。その後アメリカ市場で一旦元の色に戻そうという事になった際、日本市場で人気の高かった赤みの強い色合いを残し、別の品番の商品に採用して日本市場で維持する事になり「#8875」が生まれた。

■レースアップブーツをジップアップブーツに変えられる新アイテム登場

 2020年11月27日(金)より、これらレースアップブーツの全面に取り付けるだけで、着脱容易なジップアップブーツに変えられる「ジッパーユニット」が登場する。

 アメリカの消防士たちは、通常着用しているブーツを消火活動時の耐火性プルオンブーツへと素早く履き替えるため、こうしたパーツをブーツに取りつけていたというが、本アイテムはそれをデザインソースにしている。

 レッド・ウィングレザーを使用して、日常の中で気軽に使えるデザインへと転換させた。「ジッパーユニット」を取り付けられるのは、7個または10個のハトメがあるブーツだ。

【ブーツ詳細】
・#875 6インチ クラシックモック 37,900円+税
レザー:オロ・レガシー
ソール:ホワイトトラクショントレッド
ラスト:NO. 23
サイズ:E 4-11、12、13
・#8875 6インチ クラシックモック 37,900円+税
レザー:オロラセット・ポーテージ
ソール:ホワイトトラクショントレッド
ラスト:NO. 23
サイズ:E 4-11、12、13
・#9874 アイリッシュセッター 6インチモック 42,900円+税
レザー:ブラック・クロンダイク
ソール:ホワイトトラクショントレッド
ラスト:NO. 23
サイズ:E 5-11、12、13
・#877 8インチ クラシックモック 42,500円+税
レザー:オロ・レガシー / ORO LEGACY LEATHER
ソール:ホワイトトラクショントレッド
ラスト:NO. 23
サイズ:D 6.5-10

【ジッパーユニット詳細】
6インチブーツ(7個ハトメ)用 RWJ0015オロ・レガシー(#875と同レザー)
6インチブーツ(7個ハトメ)用 RWJ0016オロラセット・ポーテージ(#8875と同レザー)
6インチブーツ(7個ハトメ)用 RWJ0017ブラック・クロンダイク(#9874と同レザー)
8インチブーツ(10個ハトメ)用 RWJ0018オロ・レガシー(#877と同レザー)
発売日:2020年11月27日(金)
価格:各7,900円+税

【問い合わせ先】
レッド・ウィング・ジャパン
TEL:03-5791-3280

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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