Kyash、年利1%の「残高利息」開始 法的問題と顧客資産保護への懸念も

2020年12月4日 21:12

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記事提供元:スラド

 Kyashが同社のデジタルバンキングアプリ「Kyash」において、残高に対し年利1%の利息を付与する「残高利息」サービスを開始するという。このサービスは12月8日から開始される(KyashITmedia)。

今回、Kyash側のチャージ残高に年利1%の利息を付与することで、決済、送金に加えて資産形成の機能を持たせることができるとしている。Kyashは決済時に利用すると支払額の1%をポイント還元してきたが、さらに利息で1%されることになる。ただし付与される利息はKyashバリューとして付与されるため出金はできない。

ただKyashこのシステム、Twitterなどでは法的問題があるのではないかという指摘が複数出ている。猫頭さんの指摘によれば、

 ━━資金移動業者は、銀行と異なり預金の 受入れはできず(銀行法第2条第2項)、送金と 無関係に資金を預かったり、送金用口座と称して 長期間金銭を預かり利息を付すなど、その実態によっては実質的に「預り金」に該当する場合も 考えられます。金融庁パブコメ忘れたか!!

 とのこと。またshao / 澤田 翔さんの指摘によればその1その2

 長期間残高を預かることの対価として金銭的利益を付与する行為は、名目が「チャージ残高」であろうともアウトだと思います。残高チャージすると勝手に利息が付与され、法を犯すリスクがあるのでこれを避けることを強くオススメします。

Kyashの残高利息の何がマズいかというと、チャージ残高は出金可能なので1兆円入金されて100億円の利息(Visaデビット残高)を付与したのちに1兆円引き出された場合に100億円をKyashが用立てできないとKyashが破産し、残高の保護が図られないからです。

 とのこと。

あるAnonymous Coward 曰く、

  https://pr.kyash.co/post/636270936590598144/20201201
https://news.kyash.co/post/636270936348393472/20201201
https://twitter.com/nekogashira/status/1333626569147904007
https://twitter.com/shao1555/status/1333644069478645760
https://twitter.com/shao1555/status/1333647697304186880

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