TEDスピーチで英語学習、おすすめ3選

2020年12月4日 14:11

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 一流のスピーチが豊富なTED。数ある中から英語学習に役立つ3つを紹介する。脳の力、会話のコツ、人を作るボディランゲージはビジネスにも役立つはずだ。

【こちらも】TEDスピーチで学びながら英語リスニングを鍛える

■必ずできる!ー未来を信じる「脳の力」ー、The power of believing that you can improve

キャロル・ドウェック、Carol Dweck

 心理学者が語る「考え方を変えることで困難を克服する」成長型マインドセット。学校全体の学力が変わる実験例は説得力がある。

 困難を乗り越えるには、上手くいかなくても「いまはまだ、できていないだけ」という成長型マインドセットが必要で、目指すのは未来。反対に失敗にとらわれるのは「いま、現在しか見ていない」状態で、停滞マインド。「まだこれから」と「いま」のどちらに焦点を当てるかで、未来は大きく変わる。

 2つのマインドを学校での研究や調査を上げての比較説明がわかりやすい。いまは英語が上手くないと考えるよりも、理想のレベルへ向かっているまだこれからの状態であるという思考。できないという思い込みをやぶるヒントにしたい。最後の13歳少年からの手紙は感動的。

■上手に会話する10の方法、10 ways to have a better conversation

セレステ・ヘッドリー、Celeste Headlee

 ラジオ番組司会者が教える上手な会話のコツ。大切なのはいかに集中して相手の話を聞くかだという。自分のことばかり話すよりも、まずは相手の話をしっかり聞くこと。ビジネスの場でスムーズな会話が苦手という人にもおすすめである。

 話す方法と聞く方法、プロのインタビュー心得、相手を攻撃しない会話の仕方など、すぐできるシンプルな10の方法。深い会話のヒントになるだろう。

■ボディランゲージが人を作る、Your body language shapes who you are

エイミー・カディ、Amy Cuddy

 社会心理学者が語るボディランゲージの影響について。姿勢を少し変えることで人生は大きく変わる可能性があるという。ポーズは相手から評価されるだけでなく、自分自身の感情にも大きく影響する。

 力や自信のあるとき、人は体を大きく広げる。反対に自分が無力だと感じるときは体を縮めて小ささくする。ならば、自信のないときでも体を大きく広げて力強いポーズを取っていれば人生は変わるのか。数々の写真や実験で説明してくれる。

 弱気なときでも力強いポーズを2、3分することで、ゆったり構えて成功の可能性が高まる。ボディランゲージは自分の気持や感情に大きな影響を起こす。最後はスタンディングオベーションの感動的なスピーチ。

 早口で難しい単語のスピーチもあるが、日本語字幕があるので理解しやすいだろう。成長するマインド、会話のコツ、力強いボディランゲージなど英語学習にも役立ててほしい。(記事:鵜飼圭・記事一覧を見る

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