概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は値下がり、米中対立の懸念もくすぶる状況

2020年11月18日 10:58

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記事提供元:フィスコ


*10:58JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は値下がり、米中対立の懸念もくすぶる状況
【ブラジル】ボベスパ指数 107248.63 +0.77%
17日のブラジル株式市場は強含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比818.71ポイント高(+0.77%)の107248.63で引けた。ボべスパ指数の77の構成銘柄では54が上昇、23が下落、変わらずは0。ハイペラ(HYPE3)などがしっかりとした値動きとなった。

【ロシア】MICEX指数 3052.22 -0.89%
17日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比27.52ポイント安(-0.89%)の3052.22で引けた。利食い売りが観測されたが、米中関係の悪化懸念も嫌気されているようだ。日中の取引レンジは3027.76−3087.19。

【インド】SENSEX指数 43952.71 +0.74%
17日のインドSENSEX指数は強含み。前日比314.73ポイント高(+0.74%)の43952.71、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同93.95ポイント高(+0.74%)の12874.20で取引を終えた。米製薬大手による新型コロナウイルスのワクチン開発で早期実用化への期待感が高まり、連休明けのインド市場は幅広い買いが指数を押し上げた。

銘柄別ではタタ・スチールやインドステイト銀行、HDFC銀行などが買われた。一方、NIFTYも堅調地合いで、資源、エネルギーセクターの上昇が目立つ。

【中国本土】上海総合指数 3339.90 -0.21%
17日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比7.07ポイント安(-0.21%)の3339.90ポイントと反落した。

中国発の新規材料に乏しい中、買いが手控えられる流れ。米中対立の懸念もくすぶる状況。「トランプ米大統領が中国に対する追加の制裁措置を計画しているもよう」と報じられたことも改めて不安視されている。ただ、下値は限定的。世界景気の持ち直し期待が根強く、指数は下げ渋る場面もみられた。《NH》

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