収支がなくても、純資産は増加? 不動産投資のモーゲージリダクションとは

2020年11月10日 08:04

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■モーゲージリダクションとは

 不動産投資において、しばしばモーゲージリダクションというキーワードを耳にすることがある。モーゲージリダクションとは「純資産増加」を指し、不動産投資における資産の捉え方を表す言葉として、しばしば登場するようだ。

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 では、このモーゲージリダクションとは具体的にどのような考え方になるのか。その意味や仕組みについて解説していきたい。

■モーゲージリダクションの仕組み

 不動産投資はローン返済を進めていくことで、純資産が増加していく。例えば、収入と返済がそれぞれ10万円の不動産を事例に挙げよう。この場合、差し引きで手元に残る金額はないが、実はモーゲージリダクションの考え方においては純資産が増加している。

 というのは、ローン返済は元本部分と利息部分の二種類に分類される点はご存じだろう。モーゲージリダクションはローン返済を進めることで、元本部分が少しずつ自身の資産に変わっていくことを指す。よって、元本の返済を長期間続けていくことで、純資産が増えていくというわけだ。

■不動産投資は長期的な視点が重要

 不動産投資は数十年の長期的な視点で運用することが重要である。それは、短期間で大きな収益を上げることが難しいことに一因があるからだ。

 そのため、不動産の販売業者は長期的な視点を持つことが重要だと説くことが多い。中でも、特に収益が出にくい区分マンションの販売業者は、モーゲージリダクションの考え方を重視する傾向がある。それは、目先の収益に捉われるのではなく、見えない部分で少しずつ資産が増加する点をメリットに感じてもらいたいからだ。

 モーゲージリダクションはしばしば「貯金」に例えられる。それは少しずつ元本の返済を進めることで、純資産が増加していき、その増加分が貯金に捉えられることに由来しているからだ。不動産投資は長い年月をかけてコツコツと資産を着実に積み立てていける点が強みであることを理解しておきたい。(記事:大掛翔太・記事一覧を見る

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