Microsoft、Flash PlayerをWindowsから削除する更新プログラムを提供開始

2020年10月31日 15:37

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 Microsoftは10月27日、Adobe Flash PlayerをWindowsから削除する更新プログラムの提供開始を発表した(KB4577586Neowinの記事Windows Centralの記事Ghacksの記事)。

明確には説明されていないが、Windowsに標準で搭載されているInternet Explorer/レガシーEdge用のFlashプラグインを削除するものだ。更新プログラムを適用すると、Internet Explorerのアドオン管理画面から「Shockwave Flash Object」が消えてFlash Playerは使用できなくなり、コントロールパネルの「Flash Player (32 ビット)」も削除される。レガシーEdgeでもFlash Playerは使用できなくなるが、関連する設定項目は削除されない。

一方、新Microsoft Edgeを含むChromium系ブラウザーのFlashサポート機能は影響を受けない。Firefox用にインストールしたFlashプラグインも影響を受けないが、コントロールパネルの「Flash Player (32 ビット)」が削除されるため、使用する場合は更新プログラム適用後に再インストールする必要がある。

現在のところ、この更新プログラムはWindows 8.1/10/8 Embedded/Server 2012/2012 R2/2016/2019のサポートされる各バージョンに対して提供されており、Microsoft Update Catalogでのみ入手可能だ。Windows 10 バージョン20H2用は見当たらなかったが、バージョン2004用で問題なくFlash Playerが削除できた。なお、この更新プログラムはアンインストールできず、Flash Playerを復元するにはシステムの復元を使用するか、Windowsの再インストールが必要だ。

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