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私がクレジットカードを持っていない理由
「誰しも1枚は持っている」と称されるクレジットカード。が、私の財布にはゼロ枚。あるのは銀行と紐付きの、埼玉りそな銀行発行のデビットカードのみ。45年余の同居人曰く。「あなたにクレジットカードを持たせたら、無駄買い・無駄遣いでうちが破産するのは必至」。そしてデビットカードならOKの理由を、立て板に水でこう指折り数える。
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★使える金額は口座残高のみ。利用可能額を設定することも可能(例えば5万円まで、とか)。私が週1ペースでチェックすれば「なにに使ったの」、と問沙汰せる。
★使うとポイントがつくし、キャッシュバックもある。現金で支払うより得。
★なにより好都合なのは、利用するとそのつどメールがくる。
★もう出かけることはないだろうけど、海外に出かけた際に海外のATMで現地の通貨が引き出せる。
まあ、そう畳み込まれても仕方がない。ふた昔以上前になる。私もクレジットカードを持っていた。「今日は溜まっている分を払うから領収書持ってきてよ」と宣い、領収書を持ってきた店のママさん否おばさんにクレジットカードを差し出す。「クレジットカードですか、(2割持っていかれるからたまらんわ)」と言わんばかりの顔をされながらも、クレジットカードで飲み歩き後始末に難儀したことがある。それだけにいまは、山の神に唯々諾々という状態。
昨日も「クレジットカード作っていいだろう、清く正しく美しい生活をしているんだから」と切り出したが、「ノー」のご託宣。
悔しいから、クレジットカードはどうやって世の中に登場してきたのかを調べてみた。
最初に生まれたのは「ダイナース(クラブ)カード」。終戦直後の1950年の頃とされている。ある青年実業家が弁護士を誘い食事に出かけた。が、彼は財布を忘れてきてしまった。弁護士に立て替え払いをしてもらい済ませたが、これを機に2人は「現金がなくても食事ができる仕組み」を考え始めた。結果が1万$ずつ出し合った設立した「Diner(食事をする人・食堂)Clubカード」の発行会社。
60年代に入るとアメックス・マスターカード・VISAなどが登場、日本でもJCBが誕生した。日本での普及は64年の東京オリンピックが契機とされている。外国人観光客が大挙来日。彼らにはクレジットカード文化が根付いている。日本でも普及を・・・となった次第。
さて周知の通り、クレジットカードに留まらず、いまでは「Apple Pay」「Gougle Pay」など、カードがなくても信用払いができる仕組みが次々と登場してきている。
だが私は記した様な理由から「僕は現金主義者だから」と嘯いているが、要は過去が私に「現金主義」を余儀なくしているだけである。(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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