ミナ ペルホネン 2021年春夏コレクション - “after rain”

2020年10月13日 17:50

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記事提供元:ファッションプレス

 ミナ ペルホネン(minä perhonen) 2021年春夏コレクションが発表された。

■「after rain」がシーズンテーマ

 今シーズンのテーマとなったのは「after rain」。目まぐるしく変化する社会の中で感じる“新しい希望や可能性”を、雨上がりの様子と掛け合わせたデザイナーは、そんなテーマを踏襲したキースタイルも作成。澄み切った空に、もくもくと浮かぶ雲を描いたドレスには、地上に差し込む“光”を連想させる明るいイエローで、首元にアクセントカラーを差し込んでいる。

■雲や光のモチーフが充実

 シーズンテーマと連動し、光の陰影や雲をモチーフにしたテキスタイルも充実。例えば、雲になる蒸気が互いに繋がり合っている様子を表現した「cloud net」のトップスは、光を含んだ景色のカラーも表現したという、爽やかで優しい色彩が魅力。

 またグラフィカルなデザインが目を惹く「light collage」のドレスは、森に集まる多彩な光をイメージしたもの。様々な粒子や向き、強さを持つ、予測不可能な光を再現するように、異なるカラー・かたちの幾何学モチーフを、バランスよく配列しているのが面白い。

■“花”モチーフの春夏らしいテキスタイル

 ミナ ペルホネンが得意とする“花”をモチーフにしたテキスタイルは、春夏の爽やかなカラーと共に提案された。

中でも注目は、柔らかなグリーンをベースにした「ensoku」。そのテキスタイル名通り、小さな花たちが野原で“遠足”している様子をイメージしたというモチーフは、それぞれの小花が手を繋いでるかのような愛らしいデザイン。“人々の心の距離が離れないように”と願う、デザイナーの優しい気持ちも詰め込まれた、愛情たっぷりのドレスとして登場する。

 初めてプリント柄として“チューリップ”を描いた「tulipani」は、単色の硬質な線で表現したことで、甘さをおさえたシャープな表情に。ドロップショルダーが特徴のトップスは、ゆったりとしたリラクシングなシルエットながらも、「tulipani」のモチーフをのせたことで、シックなムードへと引き寄せている。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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