映画『レディ・マクベス』フローレンス・ピュー主演、欲望のため“怪物へ変貌する”少女役に

2020年10月9日 20:41

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記事提供元:ファッションプレス

 映画『レディ・マクベス』が、2020年10月23日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて順次公開される。

■大注目の女優フローレンス・ピューの"原点"

 主演を務めるのは、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた実力派女優フローレンス・ピュー。彼女は、スウェーデン奥地で行われる90年に一度の祝祭で起きる惨劇を描く、アリ・アスター監督のスリラー映画『ミッドサマー』で主演を務めて大ブレイクを果たした後、不朽の名作『若草物語』を次女のジョーにフォーカスして映画化したグレタ・ガーウィグ監督の映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で4姉妹の末っ子エイミー役を演じ、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。

 さらには、マーベルシリーズの最新作『ブラック・ウィドウ』でスカーレット・ヨハンソンと共演し、彼女の後継とも噂される注目の女優だ。気鋭監督たちを虜にし、自分の映画に起用したいと思わせたきっかけが、『レディ・マクベス』で見せた圧巻の演技だった。

■世界の映画祭・映画賞で大絶賛された衝撃作

 映画『レディ・マクベス』は、英国インディペンデント映画賞で5部門受賞、10部門ノミネートされるなど多くの映画ファンを魅了した作品だ。原作は、オペラとしても有名なニコライ・レスコフの小説『ムツェンスク郡のマクベス夫人』、監督は英国の演劇界で活躍する演出家ウィリアム・オルドロイドが務める。

■欲望を満たすため、少女は残酷な怪物へと変貌する

 物語の舞台は19世紀後半の英国。主人公・キャサリンは17歳で裕福な商家に嫁ぐが、27歳年の離れた気難しい夫は彼女に興味がなく、意地悪な義親からは外出を禁じられ、人里離れた屋敷で退屈な生活を送っていた。

夫が留守中のある日、若い使用人から誘惑されたことをきっかけに、キャサリンは不倫をしてしまう。その日から彼女の中で抑え込まれていたものが解き放たれ、別人へと変貌を遂げていく…。

【詳細】
映画『レディ・マクベス』
公開日:
・2020年10月23日(金)よりシネマート新宿にて公開
・2020年10月30日(金)よりシネマート心斎橋にて公開
監督:ウィリアム・オルドロイド
脚本:アリス・バーチ
原作:ニコライ・レスコフ『ムツェンスク郡のマクベス夫人』
製作:フォーラ・クローニン・オライリー
製作総指揮:リジー・フランク
音楽:ダン・ジョーンズ
撮影:アリ・ウェグナー
編集:ニック・エマーソン
出演:フローレンス・ピュー/コズモ・ジャーヴィス/ポール・ヒルトン/ナオミ・アッキー/クリストファー・フェアバンク
配給:アット エンタテインメント

<ストーリー>
少女は、純粋で残酷な怪物になるー
19世紀後半の英国。裕福な商家に嫁いだ17歳のキャサリン。気難しい40歳の夫は彼女に興味がなく、体の関係を持たない。意地悪な舅からは外出を禁じられ、人里離れた屋敷で退屈な生活を送っていた。ある日、夫の留守中に若い使用人に誘惑され不倫関係となったキャサリン。抑え込まれていたものが解き放たれ、少女は欲望を満たすため、邪魔者を許さない純粋で残酷な怪物へと変貌していく。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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