ミントデザインズ 2021年春夏コレクション、過去の“お気に入り”を現代にアップデート

2020年9月22日 17:26

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記事提供元:ファッションプレス

 ミントデザインズ(mintdesigns) 2021年春夏コレクションが発表された。

■これまでのお気に入りをアップデートした“Very Best”

 ブランドデビューから19周年。節目の年を目前にした今シーズンは、まず過去のクリエーションを振り返ることからスタートした。デザイナーが密かに好きだった色や柄、素材…。そんな“お気に入り”たちを収集しただけでなく、“今”の空気に合わせたリミックスを行っているのが特徴だ。いつも以上に、ひとつひとつの洋服に愛をたっぷりと込めたコレクション。名付けられたのは、その名も“Very Best”。

■“猫がネズミをくわえる”毒っ気モチーフ

 コレクションを彩るのは、ジグザグ模様やレース柄の箔プリント入りストライプ模様など、過去に人気を集めたオリジナルテキスタイル。その中でも、ひと際目を惹くのが、2013年春夏コレクションに登場した「CAT & MOUSE JACQUARD」だ。

猫がネズミを加えた、毒っ気のあるモチーフは、表と裏で生地色が変わるジャカード生地で表現したもの。今シーズンは、ネックにカッティングを入れたコンテポラリーなドレスや、オーバーサイズのジャケット&ショートパンツとなって、フレッシュな姿を見せている。

■大胆なレター模様

 シャープな襟元が特徴の、軽やかなステンカラーコートに走るのは、ネオンカラーのレター柄。ブランド宛に届いた“手紙”から着想したというこのモチーフは、過去10年以上様々なシーンで使用されてきたオリジナルフォントで表現したという。スタイリングには、レター柄同様、明るい“オレンジ”をキーカラーに、透け感のある素材を取り入れることで、春夏らしい爽やかなムードを助長している。

■ふんわりシルエットのチェック柄ブラウス

 空気を含んでいるかのように、ふんわりとしたシルエットが印象的なブラウスは、2017年春夏コレクションに登場したボリュームスリーブにインスパイアさたもの。ギンガムチェックを全面にあしらいながら、前身頃の上半分のみ黒でオーバープリントしたことで、甘くなりすぎない一着に仕上げている。また後ろを振り返ると、背中を大胆にカッティングをいれたエッジィなディテールもポイントだ。

■ユニセックスデザインも

 なおこれらの一部アイテムは、ユニセックスデザインのためメンズも着用可能。ルックのように、ブランドの軌跡をたどったキーアイテムをレイヤードすることで、より一層愛着の湧くコーディネートを楽しむことができそうだ。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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