吉田輝星、1年振りの先発マウンドも白星ならず 今後への不安も

2020年9月12日 16:30

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 9月11日の東北楽天イーグルス対北海道日本ハムファイターズ戦で、日本ハムの吉田輝星が先発した。およそ1年振りとなる1軍での公式戦マウンドは、直球と変化球を織り交ぜ、6回途中まで投げ三振を3つ奪うなど力投を見せたが、ボール先行の場面も目立ち3失点でマウンドを降りている。試合は降雨中断なども挟み延長10回の末、楽天が5対4で勝利した。

■初回よりランナーを背負いながら、光る場面も

 今季初の1軍での先発マウンドは、初回から先頭バッターを四球で出塁、続く打者へもボールが先行し安打を許すなど、安定感を欠いた立ち上がりだった。その後も死球でランナーをため、併殺打の間に失点する。

 続く2回にも連続で2つの四球を与え、4回には2死から安打、野選なども重なり2失点を喫した。5回0/3を投げ、自責点2を含む3失点でマウンドを降りた。試合後、「気合を入れすぎて空回りしすぎた」とコメントを残している。

 140km台中盤のストレートの軌道も鋭さを増しており、無安打に抑えた4番・浅村栄斗に対しても、ストレートで詰まらせるなど球威が勝っていた。また、2回にロメロを空振り三振に切って取った落ちる変化球のキレは、1軍レベルであることを証明するに充分だった。

 打者3人で終えた2、5回は何れも球数9球で打たせて取っており、その他のイニングとは見違えるようにリズムを感じられる投球内容もみられた。

■先発として今後への不安、多くの課題も

 ただ、やはり課題のほうが多かった印象だ。

 被安打4ながらも立ち上がりから四死球でランナーを背負うなど自らピンチを招き、失点している。

 さらに明らかなボール球が目立ったうえ、投球のテンポももう一つ乗り切れず、最後の6回は打者2人を四球と安打で出塁させたところでマウンドを降りた。3失点に止めたとはいえ、先発投手の役割としては及第点とは言い難く、今後への不安を覗かせた。

 栗山監督は「課題は四球というのははっきりしている」と振り返っている。CS争いが激しさを増すであろう秋以降の戦いを見据え、期待の背番号18は救世主となれるだろうか。(記事:佐藤文孝・記事一覧を見る

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