関連記事
中学英文法で英会話はできる! おすすめ英文法参考書【中~上級者編】
これまで2回に渡り、「中学英文法で英会話はできる! おすすめ英文法参考書」を紹介してきた。
【こちらも】中学英文法で英会話はできる! おすすめ英文法書【初級〜中級者編】
今回はもう少し難易度の高い、中~上級者編向け(すでに中学英文法ではないが・・)の英文法参考書を紹介していこうと思う。正直かなり難しい参考書もあるので、どの本に取り組むかは試し読みなどで中身を確認してからにして欲しい。
いずれにせよ、中~上級者編向けの英文法参考書をある程度マスターすれば、もうセカンドランゲージの基礎としては十分だろう。ぜひ頑張って挑戦してもらいたい。
■中~上級者向け英文法参考書の選び方
●辞書代わりに使うのも有効
正直言って、初級~中級者編で紹介した「Vision Quest」のような総合文法書を1冊マスターすれば、英文法で困ることはほとんどない。ただ、海外の専門書などを読む場合、総合文法書では対応できないケースも少なくないため、使って損はないはずだ。
中~上級者向け英文法参考書には、ほとんど辞書と変わらないくらい、情報量が多いものも少なくない。なので、普段の学習用ではなく、辞書代わりにわからないことを調べるという使い方がもっとも効率がよいだろう。
●特定の項目に特化した参考書を活用する
前述のとおり、Vision Questのような総合文法書が理解できれば、上級の文法書がなくても十分対応できる。その代わり、活用してもらいたいのが、「特定の項目に特化した参考書」だ。
たとえば、日本人の苦手な「前置詞や冠詞」についての情報は、総合文法書にも十分すぎるほど載っている。しかし、前置詞に特化した参考書は、理屈ではなく、ネイティブがどのように使い分けているのかをイメージで説明してくれるのだ。
自分の苦手なトピックに特化した参考書があれば、ぜひ挑戦してみて欲しい。
■中~上級者向けオススメ参考書
●トピック特化型「aとtheの底力」
タイトルどおり、「冠詞」に特化した参考書である。最初に断っておくが、中~上級者向けに薦めているからと言って、内容自体は特段難しいわけではないので安心して欲しい。
この本は、おそらく誰もが感じる「なぜ複数形にはa/an/theをつけないのか?」といった、「なぜ」にフォーカスしてくれている。冠詞の根本的な考え方を理解するのには、最適な本ではないだろうか。
・語学書出版プレイス「aとtheの底力」
http://www.place-inc.net/details/articles/sokojikara.html
●辞書タイプ「徹底例解ロイヤル英文法」
辞書のようにと言うだけあって、896ページの圧倒的なボリュームを誇る、最強の英文法書のひとつ。前述のとおり、高校の総合文法書を一通り終えた人が、辞書代わりに使うことが最適だと思う。間違っても通読しようなどと考えてはいけない。
ちなみに、類書の「表現のための実践ロイヤル英文法」なら、もう少し取り組みやすい内容になっているので、こちらをざっと通読してみるのもオススメだ。
・旺文社「徹底例解ロイヤル英文法」
https://www.obunsha.co.jp/product/detail/031278
ロイヤル英文法のような辞書型に手を出すのは、かなり余裕ができてからで十分だ。今回紹介した参考書ならば、まずは特定の項目に特化した参考書で、日本人が苦手としている分野の理解に取り組むことをオススメする。(記事:長谷川カオル・記事一覧を見る)
スポンサードリンク
関連キーワード