ザ・ノース・フェイス パープル レーベル 2020年秋冬コレクション - 風のささやきが聞こえる服

2020年7月29日 20:37

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記事提供元:ファッションプレス

 ザ・ノース・フェイス パープルレーベル(THE NORTH FACE PURPLE LABEL)の、2020-21年秋冬ウィメンズ&メンズコレクションを紹介。

■自然との向き合い方を投影

 今季のテーマは「WHISPER OF THE WIND」。日々変化する地球に思いを馳せ、自然の中を吹き抜ける風のささやきに耳を傾ける――、ザ・ノース・フェイス パープルレーベルならではの自然との向き合い方を服に投影した。アイテムの着想源となっているのは、1990年代のザ・ノース・フェイスのアーカイブピース。ザ・ノース・フェイスの名品ウェアに、ストリートテイストのオーバーシルエットや機能性などをプラスし、今から未来に向けてのアップデートを加えている。

■アーシーなカラーパレットにパープルを取り入れて

 カラーパレットは、カーキやベージュなどのアースカラーがメイン。カーキのウールボアジャケットや、ブラウンのコーデュロイパンツなど、温かみのあるウェアが揃う。ダークブラウンのチェックフランネルシャツには、ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのシグネチャーカラーであるパープルのカットソー、ゆったりとしたブラックのパンツを組み合わせ、落ち着いた空気感の着こなしを提示した。

■オーガニックコットンを用いたTシャツやデニムシャツ

 また、コットンそのものの色味・質感をそのまま用いたカットソーや、コールドプレスジュースを作る過程で廃棄されてしまう食材から染色した“ナチュラルダイ”のオーガニックコットンTシャツなど、自然の素材で表現した穏やかな表情のウェアも散見された。継続的に展開しているコットンとクールマックスのストレッチデニムシャツやストレッチツイルパンツにも、通常のコットンではなくオーガニックコットンを使用。機能素材と組み合わせることで、環境に優しく実用性も備えた現代的なウェアを実現させている。

■機能性×豊かな風合いのハイブリッド

 カーキのフィールドジャケットや、ザ・ノース・フェイスの「ウィンドジャマー」をベースにしたフード付きジャケットには、ポリエステル・コットンの混紡素材である「ベイヘッドクロス」と、防水透湿性に優れた「ハイベント(HYVENT)」をハイブリッドさせた2層素材を採用。豊かな風合いと機能性を兼ね備えたアウターに仕上げた。尚、フード付きジャケットには、軽量かつ通気性に優れた「プリマロフト(PRIMALOFT) ブラックインサレーションエコ」素材の中綿があしらわれている。

■ゴアテックス インフィニアム プロダクト採用のダウンも

 防風透湿性に優れた「ゴアテックス インフィニアム プロダクト(GORE-TEX INFINIUM PRODUCTS)」を採用したダウンコートやダウンジャケットは、ビッグシルエットで存在感のある仕上がりに。短めの丈に仕立てたダウンジャケットは、ややドロップさせたショルダーと丸みを帯びた立体的な仕立てが絶妙なバランスで調和する。ざっくり羽織るとラフな抜け感を演出してくれる。

 尚、今シーズンより全てのダウンアウターの中綿には、遠赤外線効果によって効率良く身体を温める光電子ダウンを採用。急激な温度変化のある環境の中で、保温効果を発揮し、快適な温もりをキープしてくれる。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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