NASAが月面で使用する与圧式有人探査車、トヨタが製造する可能性

2020年7月20日 08:40

印刷

記事提供元:スラド

taraiok 曰く、  NASAのアルテミス計画にJAXAが協力することに伴い、宇宙飛行士が月面での移動に使用する与圧式探査車を日本側で開発することになるようだ(Ars Technicaの記事)。

この件はNASAのエンジニア、Mark Kirasich氏がSolar System Exploration Research Virtual Insititute(太陽系探査研究バーチャル研究所)のオンラインセッションで明らかにした。NASAはかつて電気駆動式の月面用与圧式探査車を開発していたが、スケジュールの遅延に加えて予算を大幅にオーバーしたため、計画は2010年に中止になったそうだ。この探査車は宇宙飛行士が180日ほど月面に滞在する計画の一部だったという。

NASAはこの探査車の開発をJAXAとそのパートナーであるトヨタに委任する前提でいるようだ。Kirasich氏によれば、現政権は主要な月面探査の要素にJAXAが関わることを重視しており、日本とその自動車産業は探査車の開発に向いているとのこと。NASAは日本が与圧式探査車を開発できるよう、すでに技術的な協力を進めているといった発言もあったようだ。

 該当部分は動画の30分52秒以降。具体的な企業名は出てこないが、JAXAとトヨタは昨年3月、月面で使用する「有人与圧ローバ」の開発で協力することを発表しており、昨年7月には具体的な共同研究に着手している。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | JAXA | idle | 宇宙 | 交通 | NASA |

 関連ストーリー:
NASAが惑星探査での汚染を防ぐガイドラインを更新。有人探査に向け現実的な方向に調整 2020年07月15日
日米、月面有人探査のアルテミス計画への協力で正式合意 2020年07月14日
NASA、2024年に月面で使うトイレの設計コンテストを開始 2020年06月28日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワードトヨタ自動車NASA宇宙航空研究開発機構(JAXA)

関連記事