ALSOK、スカイツリーで自律飛行ドローンによる警備の実証実験

2020年7月16日 08:48

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東京スカイツリー内で巡回警備を行うドローン(画像:総合警備保障の発表資料より)

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 綜合警備保障(ALSOK、東京都港区)は14日、東京都墨田区の東京スカイツリーでドローンを使った警備システムの実証実験を行った。人が遠隔操作するのではなく完全自律飛行が可能なドローンのため、屋内の狭い空間でも巡回ができるといい、同社ではドローンを活用した本格的な警備システムの実現を目指す。

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 実験が行われたのは、東京スカイツリーの展望台と、店舗数では都内最大級の大型商業施設「東京ソラマチ」。展望デッキと商店街の中に設置された「ドローンポート」からドローンを飛び立たせて完全自律飛行による巡回を行い、リアルタイムで映像を配信したり、人物を検知したりしながらスムーズに移動できるか、などを検証した。

 使われたドローンはALSOKが巡回警備用に開発した。4Kカメラを搭載し、全方向の画像処理をしながら進むため、屋内でも完全自律飛行が可能で、障害物を自動で回避できるほか、狭い空間でも飛行ができる。また巡回が終われば、自動でドローンポートに着陸し、充電を開始する。

 ドローンについては、NTTドコモが携帯電話の回線を用いた「セルラードローン」の実用化を目指している。セルラードローンは、携帯電波が届く範囲を飛ぶことができるため、遠く離れた場所からでも操縦することができ、ドローン活用の幅が広がると期待されている。

 ALSOKでは、セルラードローンの活用もにらみながら、今後も全国各地の施設で実証実験を行い、警備システムの課題の洗い出しやドローンの改良を加えていく。

 将来的には、複数のドローンが自動巡回し、ドローンから送られる映像を警備室で確認することで、少ない数の警備員で効率的に監視・警戒できる警備システムの実用化を図る。さらに、セルラードローンの活用で、複数の施設からの巡回映像を1個所の警備室に送信できるようにするほか、AIの搭載で異常を検知したときだけ映像を送信するなどして、1人の警備員でいくつもの施設を監視できるシステムの実用化を目指すという。

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